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2025.04.30

サッシ交換はいくらかかる?素材・工法・窓サイズ別に費用目安を解説

#お役立ち情報

「古くなったサッシの交換を検討しているけど、費用はどのくらいかかるの?」
「断熱性の高いサッシに変えたいけど、どんな種類があるんだろう?」

築10年以上のお住まいでは、サッシの劣化による機能低下が気になり始める頃ではないでしょうか。窓の断熱性や防音性を高めることで、住環境は大きく改善します。

サッシ交換のリフォームは、素材や工法によって費用も効果も異なります。

この記事では、サッシ交換の基本知識から費用相場までを詳しく解説していきます。信頼できる業者選びのポイントもご紹介しますので、快適な住まいづくりの参考にしてくださいね。

サッシ交換とは?基本知識と必要性

サッシ交換とは、窓枠(サッシ)を新しいものに取り替えるリフォーム工事です。単なる劣化対策だけでなく、断熱性や防音性の向上など住環境の改善にも効果的です。

最近のサッシは性能が格段に向上しているため、交換によって得られるメリットも大きくなっています。

サッシ交換のタイミングや種類、工法などについて理解しておくと、より満足度の高いリフォームが実現できるでしょう。ここではまず基本的な知識と必要性について見ていきます。

サッシ交換が必要なタイミング

サッシ交換が必要なタイミングは、築20〜30年を超えると機能低下が目立ち始めるのが一般的です。開閉のしづらさや異音、錆びや腐食などが現れたら要注意。冬場の窓周りの寒さや結露の発生も断熱性能の低下を意味します。

これらは放置するとカビや壁の劣化につながるので、早めの対応が望ましいですよ。特に冷暖房効率の悪化は光熱費にも影響するため、症状が出始めたらプロに相談することをおすすめします。

サッシ交換のメリットとデメリット

サッシ交換のメリットは住環境の質が向上することです。高性能なサッシなら断熱効果で冬は暖かく夏は涼しく過ごせます。冷暖房費の削減にもつながり、長期的には経済面でもお得ですよ。

気密性向上で外部騒音も遮断でき、結露防止でカビ対策にもなります。デメリットは初期費用と工事時の騒音ですが、工事期間は窓1箇所あたり数時間程度と短いので、日常生活への影響は最小限に抑えられます。

サッシ交換の費用相場

サッシ交換の基本的な費用相場は1窓あたり3〜5万円からです。選ぶ素材や窓の大きさ、工法によって変動します。総費用は「窓あたりの単価×窓の数+工事費」で考えるとよいでしょう。

小窓なら3〜8万円、腰高窓で4〜15万円、掃き出し窓では5〜20万円が目安です。断熱性や防音性の機能を追加するとさらに費用は上がります。

予算に合わせて優先順位をつけ、気になる窓から部分的に交換していくのも一つの方法です。

素材別の費用相場(アルミ、樹脂、木製、複合)

サッシ素材によって特性と価格が異なります。アルミサッシは5〜20万円と比較的リーズナブルで、軽量かつ耐久性に優れています。ただし断熱性は低めなのがデメリットです。

樹脂サッシは8〜60万円と幅広く、断熱性に優れ結露防止にも効果的。防音性も高いですが、強度を高めるため重くなりがちです。

木製サッシは5〜30万円程度で、温かみのある見た目と高い断熱性が魅力。ただし定期的な塗装など日常のケアが重要になります。

アルミ樹脂複合サッシは5〜35万円で、アルミの耐候性と樹脂の断熱性を兼ね備えたバランスのよい製品です。用途や予算に応じて最適な素材を選びましょう。

工法別の費用相場(カバー工法、はつり工法)

サッシ交換の工法は主に2種類あります。カバー工法は既存のサッシ枠の上から新しいサッシを被せる方法で、小窓で4〜6万円、腰高窓で6〜10万円、掃き出し窓で8〜12万円程度です。

壁を壊さないため工期が短く費用も抑えられますが、窓の開口部がやや小さくなる点は注意が必要です。

はつり工法は既存のサッシを完全に撤去して新しいサッシを取り付ける方法で、小窓で8〜15万円、腰高窓で15〜30万円、掃き出し窓で20〜40万円程度かかります。

費用は高めですが、窓の種類やサイズを変更できる利点があります。どちらを選ぶかは、既存サッシの状態やリフォームの目的に応じて検討しましょう。

窓サイズ別の費用目安(小窓、腰高窓、掃き出し窓)

窓サイズによって費用は大きく変わります。小窓(70cm×90cm程度)は、普通ガラスで3.6万円〜、防犯ガラスで3.6万円〜、遮熱ガラスで4万円〜、内窓追加で4.5万円〜が目安です。

腰高窓(120cm×170cm程度)は、普通ガラスで3.8万円〜、防犯ガラスで5.5万円〜、遮熱ガラスで9万円〜、内窓追加で5万円〜となります。

掃き出し窓(180cm×170cm程度)は、普通ガラスで5万円〜、防犯ガラスで7.3万円〜、遮熱ガラスで12万円〜、内窓追加で7.5万円〜が相場です。面積が大きいため、サッシの性能が室内環境に与える影響も大きくなります。

サッシ交換の工法と特徴

サッシ交換には主に複数の工法があり、それぞれ特徴が異なります。住宅の状況や予算、希望する仕上がりによって最適な工法は変わってきます。

工法選びは費用だけでなく、工期や仕上がりにも影響しますので、施工業者と相談しながら自宅に最適な方法を選びましょう。ここでは代表的な工法について詳しく解説します。

カバー工法の特徴と適用ケース

カバー工法は既存のサッシ枠を残し、その上から新しいサッシを被せる工法です。壁を壊さずに施工できるため、工期が短く費用も抑えられます。通常1窓あたり2時間程度で完了するので、日常生活への影響も少なくて済みます。

既存のサッシ枠が健全な場合や、工事の騒音を抑えたい場合、予算や工期を重視する場合に適しています。ただし窓の開口部がやや小さくなることと、サッシの状態が悪い場合には適用できない点には注意が必要です。

はつり工法の特徴と適用ケース

はつり工法は既存のサッシを完全に撤去し、窓枠周りの壁も一部解体して新しいサッシを取り付ける工法です。大掛かりになりますが、窓の種類やサイズを変更できるなど自由度が高いのが特徴です。

サッシが著しく劣化している場合や、窓の大きさや種類を変えたい場合、断熱性・気密性を最大限に高めたい場合に適しています。工事時間がかかり騒音も発生しますが、新築同様の仕上がりになるメリットがあります。

その他の工法(アタッチメントガラス、インナーサッシ)

サッシ全体の交換以外にも、部分的な改修方法があります。アタッチメントガラスはサッシはそのままでガラスだけを取り替える方法で、腰高窓で6〜9万円、掃き出し窓で9〜14万円程度かかります。

短時間で断熱性を向上できますが、サッシ自体の性能は変わらない点には注意が必要です。

インナーサッシ(内窓)は既存の窓の室内側に新たな窓を追加する方法で、腰高窓で4〜8万円、掃き出し窓で16〜20万円程度です。

二重窓になることで断熱性・防音性が向上しますが、窓の開閉に二度手間がかかる点や窓辺のスペースが狭くなる点は考慮が必要です。予算や目的に応じて最適な方法を選びましょう。

信頼できる業者の選び方

サッシ交換を成功させるには、信頼できる業者選びが重要です。適切な提案と確かな技術を持つ業者に依頼することで、満足度の高いリフォームが実現します。

複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。アフターサービスや補助金申請のサポートがあるかどうかも確認しておくと安心です。ここでは業者選びのポイントを具体的に解説します。

補助金申請に対応しているかの確認

サッシ交換は国や自治体の住宅省エネ化促進のための補助金制度が適用できる場合があります。特に高性能な断熱サッシへの交換は補助金対象になることが多いので、業者選びの際はこうした制度への対応状況を確認しましょう。

補助金活用には工事前の申請や性能証明など細かい手続きが必要ですが、これらを代行してくれる業者ならスムーズに進みます。中には数十万円の補助が受けられるケースもあるため、事前確認は必須です。最新情報を把握している業者を選ぶのもポイントですよ。

施工実績や口コミのチェックポイント

信頼できる業者を見極めるには、施工実績や口コミをチェックすることが大切です。サッシ交換の実績が豊富か、自宅と似た条件での施工例があるか、施工前後の写真が公開されているかなどをチェックしましょう。

口コミサイトでの評判や知人からの紹介も参考になります。またサッシメーカーの正規施工店であれば、専門知識や技術を持ち、アフターサービスも充実している可能性が高いです。

見積もり時の対応も判断材料になります。丁寧な説明や提案をしてくれる業者、要望をしっかり聞いてくれる業者は信頼できる証拠です。実際に会って話をすることで、信頼できるかどうか判断できますよ。

見積もり内容の比較と注意点

複数の業者から見積もりを取る際は、金額だけでなく内容をしっかり比較することが大切です。サッシの素材やメーカー、性能が明記されているか、工法や施工内容が詳細に記載されているか、諸経費や廃材処理費などの追加費用の有無など細かくチェックしましょう。

あまりに安い見積もりには注意が必要です。後から追加費用が発生したり、安価な材料を使用していたりする場合があります。逆に高すぎる見積もりも要注意です。

見積書に「〜一式」としか記載がない場合は内訳を詳しく確認することをおすすめします。価格だけでなく、提案内容や対応の丁寧さ、アフターフォローなども含めて総合的に判断することが、失敗しないサッシ交換の秘訣です。

まとめ

サッシ交換は住まいの断熱性や防音性を高め、快適な住環境を実現する重要なリフォームです。費用は素材や工法、サイズによって3万円台から数十万円と幅がありますが、長期的な光熱費削減効果も考慮すると価値ある投資といえるでしょう。

特に築10年以上の住宅では、窓からの冷気や結露に悩まされることも多く、高性能サッシへの交換で生活の質が大きく向上します。樹脂サッシやアルミ樹脂複合サッシは断熱性に優れ、省エネ効果も期待できます。

サッシ交換を検討される際は、複数の業者から見積もりを取り、補助金制度も活用しながら、最適な選択をすることをおすすめします。

株式会社ハウスプランでは、お客様のライフスタイルや住環境に合わせたサッシ交換プランをご提案しております。経験豊富なスタッフが、最適な素材や工法をアドバイスし、快適な住まいづくりをサポートいたします。

サッシ交換をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

電話:0120-781-037
メール:tak@houseplan-m.com
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