給湯器の調子が悪くなってきて、「交換にはいくらかかるんだろう?」と気になっていませんか?
給湯器交換は決して安い買い物ではないため、事前に費用相場を把握しておくことが重要です。適正価格を知らずに依頼すると、相場より高い金額を支払ってしまったり、必要以上に高機能な給湯器を勧められたりする可能性もあります。
この記事では、札幌市で数多くの給湯器交換を手がけてきた私たちハウスプランが、給湯器交換の費用相場から安く抑えるコツまで詳しく解説します。
工事費込みの総額や給湯器の種類別価格差を知っておけば、安心して交換を進められるはずです。
給湯器交換の費用相場【工事費込み総額】
給湯器交換の費用について、以下のポイントから詳しく見ていきましょう。
・給湯器交換の平均費用は18万円前後
・戸建て用給湯器の費用相場
・マンション用給湯器の費用相場
・給湯暖房熱源機の費用相場
給湯器本体代金と工事費を合わせた総額で、どれくらいの予算を準備すべきか確認していきますね。
給湯器交換の平均費用は18万円前後
給湯器交換の工事費込み平均費用は約18万円となっています。
実際の費用分布を見ると、10〜15万円未満が約34%、15〜20万円未満が約21%で、全体の約7割が20万円未満で交換を完了しているんです。ただし、給湯器の種類や機能によって価格は大きく変わります。
最も安い給湯専用タイプであれば8万円程度から、高機能なエコジョーズのフルオートタイプなら30万円を超えることもあるでしょう。
戸建て用給湯器の費用相場
戸建て用給湯器の費用相場を設置タイプ別に整理すると、以下のようになります。
設置タイプ | 機能 | 費用相場(工事費込み) |
---|
壁掛けタイプ | 給湯専用 | 7.8〜13万円 |
壁掛けタイプ | オート | 14.4〜19.5万円 |
壁掛けタイプ | フルオート | 16.5〜21万円 |
据置タイプ | 給湯専用 | 10.9〜18万円 |
据置タイプ | オート | 19〜22万円 |
据置タイプ | フルオート | 21〜24万円 |
壁掛けタイプは据置タイプより安価に設置できる傾向があります。同じ機能であれば、設置場所によって数万円の差が生まれることもあるんですよね。
マンション用給湯器の費用相場
マンション用給湯器(PS設置タイプ)の費用相場は以下の通りです。
機能タイプ | 費用相場(工事費込み) |
---|
給湯専用 | 8.9〜15万円 |
オート | 15.4〜19.8万円 |
フルオート | 16.8〜21.6万円 |
エコジョーズオート | 26〜30万円 |
エコジョーズフルオート | 28〜33万円 |
マンション用給湯器は戸建て用と価格帯に大きな差はありませんが、設置場所の制約があるため選択肢が限られる場合があります。
給湯暖房熱源機の費用相場
床暖房や浴室暖房乾燥機を使用している場合は、給湯暖房熱源機が必要です。
設置タイプ | 機能 | 費用相場(工事費込み) |
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戸建て壁掛け | オート | 23〜25万円 |
戸建て壁掛け | フルオート | 24.7〜27万円 |
戸建て壁掛け | エコジョーズオート | 25.4〜26万円 |
戸建て壁掛け | エコジョーズフルオート | 26.8〜27.4万円 |
給湯暖房熱源機は通常の給湯器より高額になりますが、暖房機能が必要な場合は交換が必要です。
特に札幌のような寒冷地では、暖房機能付きの給湯器を使用している家庭が多いですね。
給湯器の種類・機能別の価格差
給湯器の価格を決める要素について、以下の観点から解説します。
・号数(16号・20号・24号)による価格の違い
・機能タイプ(給湯専用・オート・フルオート)による価格差
・エコジョーズとは?従来型との価格比較
・給湯器本体価格を決める4つの要素
給湯器選びで迷った時に、価格差の理由を理解しておくと適切な判断ができるでしょう。
号数(16号・20号・24号)による価格の違い
給湯器の号数は、1分間に出せるお湯の量を表す重要な指標です。
16号は1〜2人世帯向けで最も安価、20号は2〜3人世帯向け、24号は4人以上のファミリー世帯向けとなります。同じ機能でも号数が大きくなるほど価格は上がり、16号と24号では2〜3万円程度の差が生まれることが多いんです。
ただし、号数を下げすぎると複数箇所でお湯を使う際に不便になるため、現在の号数で問題なく使えているなら同じサイズを選ぶのがおすすめですね。
機能タイプ(給湯専用・オート・フルオート)による価格差
給湯器の機能によって価格は大きく変わります。
給湯専用タイプは最も安価で、蛇口からお湯が出るだけのシンプルな機能です。オートタイプは自動湯はりと追い焚き機能が付き、フルオートタイプはさらに自動足し湯や配管洗浄機能も備わっています。
価格差は給湯専用からオートタイプで約7万円、オートからフルオートで約2万円程度上がるでしょう。お風呂の使い方に合わせて選ぶことが大切です。
エコジョーズとは?従来型との価格比較
エコジョーズは排気熱を再利用して効率よくお湯を沸かす省エネ給湯器です。
従来型と比較すると本体価格は3〜5万円程度高くなりますが、ガス使用量を約13%削減できるため年間で約1万円のガス代節約効果があります。初期費用の差額は3〜5年で回収できる計算になりますね。
特に札幌のような寒冷地では給湯器の使用頻度が高いため、エコジョーズのメリットをより実感できるでしょう。
給湯器本体価格を決める4つの要素
給湯器の価格は以下の4つの要素で決まります。
まず号数で基本価格が決まり、次に機能(給湯専用・オート・フルオート)で大きく価格が変わります。さらにエコジョーズかどうかで省エネ性能の差が価格に反映され、最後に設置タイプ(壁掛け・据置など)で工事の難易度による価格差が生まれるんです。
これらの要素を理解しておけば、見積もり時に適正価格かどうか判断しやすくなりますよ。
給湯器交換の工事費用内訳
給湯器交換の工事費について、以下の内容を確認しましょう。
・基本工事費に含まれる項目
・追加工事が必要になるケース
・工事時間と作業の流れ
工事費の内訳を知っておくことで、見積もり内容の妥当性を判断できるようになります。
基本工事費に含まれる項目
給湯器交換の基本工事費には、多くの作業が含まれています。
既存給湯器の撤去・処分費用、新しい給湯器の取り付け工事、給水・給湯・ガス配管の接続工事、リモコンの取り付け・配線工事が基本項目です。さらに出張費、運搬費、試運転、操作説明まで含まれることが多いでしょう。
工事費の相場は3〜5万円程度ですが、業者によって含まれる内容が異なるため、見積もり時に詳細を確認することが重要ですね。
追加工事が必要になるケース
基本工事費以外に追加費用が発生する場合があります。
給湯器のサイズ変更、設置場所の変更、配管の延長工事、電源工事、ガス配管工事などが追加工事の代表例です。また、古い給湯器の撤去で壁の修繕が必要になったり、エコジョーズのドレン排水工事が必要になったりすることもあるでしょう。
追加工事費は1〜10万円程度と幅が広いため、事前の現地調査で確認してもらうことをおすすめします。
工事時間と作業の流れ
給湯器交換工事の所要時間は機種によって異なります。
一般的な給湯器交換なら2〜3時間、エコジョーズなら4〜5時間、給湯暖房熱源機なら4〜6時間程度が目安です。作業の流れは、既存機器の撤去、新機器の設置、配管接続、試運転、動作確認という順番で進みます。
工事中はお湯が使えなくなるため、工事のスケジュールを事前に確認しておくと良いですね。
給湯器交換費用を安く抑える方法
給湯器交換費用を抑えるポイントを、以下の観点から解説します。
・号数や機能のグレードダウンを検討する
・複数業者から相見積もりを取る
・給湯器交換業者の選び方のポイント
・見積もり時に確認すべき項目
賢く費用を抑えて、満足のいく給湯器交換を実現しましょう。
号数や機能のグレードダウンを検討する
家族構成やライフスタイルの変化に合わせて、グレードダウンを検討してみてください。
お子さんが独立して夫婦2人になった場合は、24号から20号に下げることで本体価格を2〜3万円抑えられます。また、フルオートからオートタイプに変更すれば約2万円の節約が可能でしょう。
ただし、必要な機能まで削ってしまうと後悔する可能性があるため、現在の使用状況をよく検討してから決めることが大切ですね。
複数業者から相見積もりを取る
給湯器交換では、必ず複数業者から見積もりを取ることをおすすめします。
同じ給湯器でも業者によって5〜10万円の価格差が生まれることも珍しくありません。特に給湯器専門業者は仕入れルートが豊富で、定価の半額以下で提供できる場合もあるんです。
ただし、安すぎる業者は工事品質に問題がある可能性もあるため、価格だけでなく施工実績や保証内容も比較検討しましょう。
給湯器交換業者の選び方のポイント
信頼できる業者選びは、費用以上に重要なポイントです。
必要な資格(ガス消費機器設置工事監督者、液化石油ガス設備士など)を持つ有資格者が在籍しているか確認してください。また、見積もり内容が明確で、工事保証やアフターサービスが充実している業者を選ぶべきでしょう。
地域密着型の業者なら、札幌の気候条件を理解した適切な施工が期待できますね。
見積もり時に確認すべき項目
見積もりを比較する際は、以下の項目を必ずチェックしてください。
給湯器本体価格、リモコン代、基本工事費、追加工事の可能性、保証期間、アフターサービス内容を詳細に確認しましょう。「一式」表記ではなく、項目別に明記された見積もりの方が信頼できます。
また、工事後のトラブル対応や定期メンテナンスについても事前に確認しておくと安心ですよ。
給湯器交換のタイミングと注意点
給湯器交換を検討する際の重要なポイントを解説します。
・交換時期の判断基準
・故障してからでは遅い理由
・ランニングコストも考慮した給湯器選び
適切なタイミングで交換することで、費用面でも大きなメリットが得られるでしょう。
交換時期の判断基準
給湯器の交換時期は、使用年数と症状から総合的に判断します。
設置から10年以上経過している場合は、故障していなくても交換を検討すべき時期です。
お湯の温度が不安定、異音がする、エラーが頻発するなどの症状が出ていれば、さらに交換の緊急度は高くなります。
特に札幌では冬場の給湯器故障は生活に深刻な影響を与えるため、症状が軽いうちに交換を検討することをおすすめしますね。
故障してからでは遅い理由
給湯器が完全に故障してから交換すると、いくつかのデメリットがあります。
急いで交換する必要があるため業者選びに時間をかけられず、相見積もりも取りにくくなってしまいます。また、冬場など繁忙期には工事まで数週間待たされることもあるでしょう。
計画的な交換なら時間をかけて最適な給湯器と業者を選べるため、結果的に費用を抑えることにもつながるんです。
ランニングコストも考慮した給湯器選び
給湯器選びでは初期費用だけでなく、10年間のランニングコストも考慮しましょう。
エコジョーズは本体価格が高めですが、年間約1万円のガス代節約効果があるため、長期的には経済的です。また、故障しにくい高品質な給湯器を選べば、修理費用も抑えられるでしょう。
札幌のような寒冷地では給湯器の稼働時間が長いため、省エネ性能の差がより顕著に現れますね。
まとめ
給湯器交換の費用相場は工事費込みで10〜30万円程度で、平均18万円前後となっています。
機能や号数によって価格は大きく変わるため、家族構成や使用状況に合わせた選択が重要です。
費用を抑えるには複数業者からの相見積もりが効果的で、必要に応じて機能のグレードダウンも検討する価値があるでしょう。
また、故障してから慌てて交換するより、計画的な交換の方が結果的に費用を抑えられます。
ランニングコストも含めた総合的な判断で、最適な給湯器を選ぶことが大切ですね。
株式会社ハウスプランでは、給湯器交換の無料見積もりを承っております。お客様のご予算とニーズに合わせた最適なプランをご提案し、適正価格での交換をサポートいたします。
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