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2024.08.31

【2024年最新】リフォーム・リノベーションの補助金とは?対象者や条件、注意点まで解説

#お役立ち情報

「北海道で家のリノベーションを考えているけど、費用が心配…」
「補助金を使えば安くなるって聞いたけど、どんな制度があるんだろう?」
「申請の仕方がよくわからない…」

このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

北海道の厳しい気候に対応したリノベーションは、費用がかさむ傾向にあります。しかし、適切な補助金制度を利用すれば、大幅なコスト削減が可能です。

北海道にも補助金制度があり、さらに全国共通の制度も活用できます。これらの制度をうまく利用することで、理想のリノベーションを手の届く範囲で実現できるのです。

本記事では、2024年最新の北海道におけるリフォーム・リノベーション補助金について、わかりやすく解説します。また、対象となる工事、補助金額、申請方法や注意点についても紹介していきますよ。

これらの情報が、あなたの不安を解消し、理想の住まいづくりへの第一歩を後押しするはずです。ぜひ最後までお読みください。

リフォーム・リノベーションの補助金とは?

リフォーム・リノベーションの補助金とは、住宅の改修工事に対して国や地方自治体が提供する経済的支援制度です。この制度は、住宅の質の向上や居住環境の改善を促進することを目的としています。

補助金の対象となる工事は多岐にわたります。主なものには、省エネ性能の向上を目的とした断熱改修や高効率設備の導入、耐震性を高めるための補強工事、高齢者や障がい者に配慮したバリアフリー改修などがあります。また、子育て世帯向けの改修や、地域特性に応じた改修工事も対象となることがあります。

補助金を受けるための条件は、制度によって異なりますが、一般的に以下のような要件があります。

1. 対象となる住宅の条件(築年数、構造、用途など)
2.工事の規模や内容が定められた基準を満たすこと
3.工事を行う事業者の資格や登録状況
4.申請者の要件(年齢、所得、居住状況など)


補助金額は、工事の種類や規模、地域によって異なりますが、工事費用の一定割合または定額で支給されることが多いです。中には、数十万円から数百万円の高額な補助金もあります。

重要な点として、多くの補助金制度では工事着工前の申請が必要です。また、予算に限りがあるため、申請が集中すると早期に終了する場合もあります。そのため、利用を検討する際は、早めに情報収集を行い、計画的に準備を進めることが大切です。

次章では、2024年に利用可能な主な補助金制度について、国の制度と地方自治体の制度に分けて詳しく解説していきます。それぞれの制度の概要や要件、補助金額、申請期間などを確認し、自身の状況に合った制度を見つけるための参考にしてください。

2024年の主なリフォーム・リノベーション補助金制度

2024年も、リフォームやリノベーションを行う際に活用できる様々な補助金制度が用意されています。これらの制度は、住宅の省エネ性能向上や安全性の確保、居住環境の改善などを目的としており、工事の種類や規模によって適用される制度が異なります。本章では、国の補助金制度と地方自治体の補助金制度に分けて、主な制度をご紹介します。

国の補助金制度

国が実施する補助金制度は、全国で利用可能であり、比較的大規模な支援が受けられる可能性があります。ここでは、2024年に利用できる主な国の補助金制度について解説します。各制度の概要や要件、対象となるリフォーム内容、補助金額、申請期間などを確認し、自身の状況に合った制度を見つける参考にしてください。

・介護保険
・子育てエコホーム支援事業
・先進的窓リノベ2024事業
・給湯省エネ2024事業
・賃貸集合給湯省エネ2024事業

介護保険

概要・要件:
要支援または要介護の認定を受けた方が対象となる小規模なバリアフリー改修を支援する制度です。
主なリフォーム:

手すりの取り付け
段差の解消
滑り防止および移動の円滑化等のための床または通路面の材料の変更
引き戸等への扉の取り替え
洋式便器等への便器の取り替え

補助金額:
利用限度額は20万円で、そのうち1割〜3割を利用者が負担します。つまり、最大18万円が支給されます。
申請受付期間:
年間を通じて申請可能ですが、工事前の申請が必要です。

子育てエコホーム支援事業

概要・要件:
子育て世帯や若者夫婦世帯の省エネリフォームを支援する制度です。ただし、それ以外の世帯も利用可能です。

主なリフォーム:
開口部の断熱改修
外壁、屋根・天井または床の断熱改修
エコ住宅設備の設置
子育て対応改修
バリアフリー改修

補助金額:
世帯や工事の条件に応じて、5万円~60万円の範囲で補助が受けられます。

申請受付期間および工事期間:
2024年3月29日~2024年12月31日(予算上限に達し次第終了)
2023年11月2日以降に着工された工事が対象となります。

先進的窓リノベ2024事業

概要・要件:
既存住宅の窓の断熱性能を高めるリフォームを支援する制度です。
主なリフォーム:
ガラス交換
内窓設置
外窓交換
ドア交換(窓の改修と同時の場合のみ)

補助金額:
1戸あたり最大200万円まで補助が受けられます。

申請受付期間および工事期間:
2024年3月29日~2024年12月31日(予算上限に達し次第終了)

給湯省エネ2024事業

概要・要件:
高効率給湯器の導入を支援する制度です。
主なリフォーム:
高効率給湯器の設置(ヒートポンプ給湯器、ハイブリッド給湯器、家庭用燃料電池など)

補助金額:
機器の種類に応じて、1台あたり8万円~18万円の補助が受けられます。

申請受付期間および工事期間:
2024年3月29日~2024年12月31日(予算上限に達し次第終了)

賃貸集合給湯省エネ2024事業

概要・要件:
賃貸集合住宅のオーナーを対象とした、高効率給湯器の導入支援制度です。
主なリフォーム:

小型高効率給湯器(エコジョーズ、エコフィール)の設置またはリース

補助金額:
追いだき機能なしの場合は5万円/台、追いだき機能付きの場合は7万円/台の補助が受けられます。

申請受付期間および工事期間:
2024年3月29日~2024年12月31日(予算上限に達し次第終了)

詳しくはこちら:国の住宅省エネ2024キャンペーン

地方自治体の補助金制度

札幌市のリフォーム・リノベーション関連補助金

札幌市では、以下のような補助金制度が用意されています。

・住宅エコリフォーム補助制度:
省エネやバリアフリー改修を対象とし、最大50万円の補助が受けられます。

詳しくはこちら:住宅エコリフォーム補助制度(札幌市)

・札幌版次世代住宅補助制度:
高断熱・高気密の住宅の新築やリフォームを対象とし、最大220万円の補助が受けられます。

詳しくはこちら:札幌版次世代住宅補助制度(札幌市)

・木造住宅の耐震設計・耐震改修工事の費用補助:
耐震改修工事に対して最大120万円の補助が受けられます。

詳しくはこちら:木造住宅の耐震設計・耐震改修工事の費用補助(札幌市)

・再エネ省エネ機器導入補助金制度:
市内にある住宅に、再生可能エネルギー機器や省エネルギー機器を設置する場合、居住する市民なら、機器導入費用の一部について補助を受けることができます。対象機器は、太陽光発電、定置用蓄電池、エネファーム、地中熱ヒートポンプシステム、ペレットストーブです。補助額は機器ごとに定められています。募集期間内に申請や対象機器の取得を行う必要があります。

詳しくはこちら:再エネ省エネ機器導入補助金制度(札幌市)

介護保険法に基づく住宅改修費の支給:
要介護または要支援の認定を受けた方が対象となる小規模なバリアフリー改修を行う場合、費用の一部について支給を受けることができます。利用限度額は1人あたり20万円で、そのうち1割〜3割を利用者が負担します。20万円を超えた分は全額自己負担となります。改修前の申請が必要です。

詳しくはこちら:介護保険法に基づく住宅改修費の支給(札幌市)

融雪施設設置資金の融資あっせん:
宅地内に対象となる融雪槽またはロードヒーティングを設置する際に、300万円を限度として無利子で融資を受けることができます。ただし保証料がかかります。

詳しくはこちら:融雪施設設置資金の融資あっせん(札幌市)

これらの制度は、札幌市の気候特性や住環境に配慮した内容となっています。利用を検討する際は、各制度の詳細な条件や申請期間を確認し、計画的に準備を進めることをおすすめします。

北海道内の他の自治体の例

北海道内の他の自治体でも、独自の補助金制度を設けているところがあります。例をあげると、以下の通りです。

函館市:住宅リフォーム補助金、空家等改修支援補助金
旭川市:住宅改修補助金
小樽市:住宅エコリフォーム助成制度

各自治体によって補助金の内容や条件が異なるため、お住まいの地域の自治体ホームページや窓口で最新の情報を確認することをおすすめします。
これらの補助金制度を上手に活用することで、リフォームやリノベーションの費用負担を軽減できる可能性があります。ただし、制度によって申請期間や予算枠が異なるため、利用を検討する際は早めに情報収集と計画立案を行うことが重要です。

補助金の申請方法と注意点

リフォーム・リノベーションの補助金を活用するためには、適切な申請手続きが不可欠です。ここでは、補助金申請の一般的な流れ、必要書類、申請時期について解説します。ただし、具体的な手続きは制度によって異なる場合がありますので、必ず各制度の詳細を確認してください。

申請の一般的な流れ

STEP1:補助金制度の詳細確認
利用したい補助金制度の概要、要件、対象工事内容、補助金額、申請期限などを確認します。

STEP2:見積もり作成
リフォーム業者に見積もりを依頼し、補助金の要件に適合する工事内容になっているか確認します。

STEP3:補助金申請書の提出
必要書類を揃えて、補助金申請書を提出します。多くの場合、工事着工前の申請が必要です。

STEP4:審査・承認
提出した申請書類の審査が行われ、承認されれば補助金の交付が決定します。

STEP5:リフォーム工事の実施
承認後、計画に沿ってリフォーム工事を実施します。

STEP6:完了報告
工事完了後、定められた期間内に完了報告書を提出します。

STEP7:補助金の受け取り:
完了報告が承認されると、補助金が交付されます。

必要書類

補助金申請に必要な書類は制度によって異なりますが、一般的に以下のようなものが求められます。

・補助金申請書
・リフォーム計画書
・見積書
・住宅の登記事項証明書
・工事前の写真
・申請者の本人確認書類(運転免許証のコピーなど)
・納税証明書(自治体の制度の場合)

工事完了時には、以下の書類が必要となる場合があります。

・完了報告書
・工事後の写真
・領収書
・工事業者からの証明書類

申請時期

補助金の申請時期は制度によって異なりますが、以下の点に注意が必要です。

工事着工前の申請:
多くの補助金制度では、工事着工前の申請が必須です。工事を始めてしまってからでは、補助金を受けられない可能性が高いです。

申請期間の確認:
補助金制度には申請期間が設けられていることが一般的です。例えば、「2024年4月1日から2025年3月31日まで」といった具合です。

予算枠の考慮:
多くの補助金制度は予算に限りがあり、先着順で受け付けられることがあります。人気の高い制度では、開始直後に予算枠に達してしまうこともあるため、早めの準備と申請が重要です。

工事完了報告の期限:
工事完了後の報告にも期限が設けられていることが多いです。この期限を過ぎると補助金を受け取れない可能性があるので注意が必要です。

補助金の申請は複雑で、制度ごとに細かい規定があります。不明な点がある場合は、各制度の窓口や専門家に相談することをおすすめします。また、リフォーム会社の中には、補助金申請のサポートを行っているところもあるので、活用を検討するとよいでしょう。

補助金を最大限活用するためには

リフォーム・リノベーションの補助金を最大限に活用するには、単一の制度だけでなく、複数の支援制度を組み合わせることが効果的です。ここでは、補助金の活用を最適化するための方法をご紹介します。

・複数の補助金の組み合わせ
・リフォーム減税制度との併用
・専門家やリフォーム会社への相談

それでは、各項目について詳しく見ていきましょう。

複数の補助金の組み合わせ

複数の補助金制度を組み合わせることで、より大きな経済的メリットを得られる可能性があります。ただし、以下の点に注意が必要です。

1.国の補助金同士の併用は通常不可能です。
2.国の補助金と自治体の補助金は、多くの場合併用可能です。
3.同一の工事に対して複数の補助金を受けることはできません。


例えば、窓の断熱改修には「先進的窓リノベ2024事業」を、給湯器の交換には「給湯省エネ2024事業」を利用するなど、工事内容に応じて最適な補助金を選択することが重要です。

リフォーム減税制度との併用

補助金制度に加えて、リフォーム減税制度を活用することで、さらなる費用軽減が可能です。主な減税制度には以下のようなものがあります。

1.住宅ローン減税:リフォームのために住宅ローンを組んだ場合に適用される
2.省エネ改修税制:一定の省エネリフォームを行った場合に適用される
3.バリアフリー改修税制:バリアフリー改修工事を行った場合に適用される
4.耐震改修税制:耐震改修工事を行った場合に適用される


これらの減税制度は、多くの場合、補助金制度と併用が可能です。ただし、適用条件や控除額の計算方法が複雑なため、専門家に相談することをおすすめします。

専門家やリフォーム会社への相談

補助金や減税制度を最大限に活用するには、専門的な知識が必要です。そのため、以下のような専門家やリフォーム会社への相談が効果的です。

1.建築士:適切なリフォーム計画の立案と、それに適した補助金の選択をサポート
2.ファイナンシャルプランナー:補助金と減税制度を組み合わせた最適な資金計画を提案
3.補助金申請代行業者:複雑な申請手続きを代行

また、多くのリフォーム会社が補助金申請のサポートを行っています。ハウスプランでは、お客様のニーズに合わせた最適なリフォーム計画と、それに適した補助金・減税制度の活用方法をご提案いたします。

札幌近郊エリアでリフォームやリノベーションを検討されている方、補助金や助成金も活用したいと考えている方はぜひお気軽にご相談ください。

電話:0120-781-037
メール:info@houseplan.co.jp
お問い合わせ:https://houseplan-m.com/contact/

専門家のアドバイスを受けることで、より効果的に補助金を活用し、理想のリフォーム・リノベーションを実現することができます。

まとめ

リフォーム・リノベーションの補助金制度は、住宅の質の向上と居住環境の改善を支援する重要な制度です。2024年も、省エネ、耐震、バリアフリーなど、様々な目的に応じた補助金が用意されています。

補助金を活用する際のポイントは以下の通りです。

1.複数の補助金制度や減税制度を組み合わせて、最大限の経済的メリットを得る
2.工事着工前に必ず申請を行い、申請期限や予算枠に注意する
3.必要書類を漏れなく準備し、正確に申請手続きを行う
4.専門家やリフォーム会社のサポートを積極的に活用する

補助金制度は年度ごとに変更される可能性があるため、最新の情報を常に確認することが重要です。また、自治体独自の制度もあるため、お住まいの地域の情報も併せてチェックしましょう。

適切な補助金の活用により、より質の高いリフォーム・リノベーションを、比較的抑えた費用で実現できる可能性が広がります。ぜひ、これらの制度を上手に利用して、快適で環境にやさしい住まいづくりを目指してください。

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