「外壁塗装をどの業者に頼めばいいのかわからない」
「訪問販売で勧められたけど信用できる?」
「悪徳業者に騙されないか不安」
外壁塗装を検討する際、業者選びで悩む方は少なくありません。特に初めて外壁塗装を依頼する場合、良い業者と悪い業者の見分け方がわからず判断に迷いますよね。
外壁塗装は100万円前後かかる大きな買い物です。業者選びを間違えると、高額請求されたり手抜き工事をされたりする可能性があります。
しかし、適切なチェックポイントを押さえることで、信頼できる優良業者を見極めることは十分可能です。
この記事では、業者選びで確認すべき6つのポイントから、悪徳業者の手口と見抜き方、契約前に確認すべき質問まで詳しく解説します。
適切な判断基準を持つことで、安心して外壁塗装を依頼できる業者を選べるでしょう。
外壁塗装業者を選ぶ6つのチェックポイント
優良業者を見極めるためには、いくつかの重要なチェックポイントを押さえる必要があります。
・相見積もりを必ず取る
・施工実績と事例を確認する
・保有資格と許可証を確認する
・保険と保証内容を確認する
・自社施工かどうかを確認する
・営業担当者の対応を見極める
これらのポイントを意識することで、信頼できる業者を選ぶことができるでしょう。
相見積もりを必ず取る
適正価格で外壁塗装を依頼するには、相見積もりを取ることが重要です。1社だけの見積もりでは、その金額が妥当かどうか判断できません。
3社程度から見積もりを取ることで、費用相場や必要な工事工程が見えてきます。
相見積もりを取っていることを業者に伝えれば、不当に高い金額を提示されるリスクも減らせるでしょう。
ただし安すぎる見積もりを出す業者は、手抜き工事をする恐れがあるため注意が必要ですね。
施工実績と事例を確認する
業者の技術力を判断するには、施工実績の確認が欠かせません。
足場工事、高圧洗浄、下地処理、塗装など各工程の写真が施工現場別に掲載されているかチェックしましょう。
お客様の声だけでなく、実際の施工事例と工事価格が明記されているかも重要です。
毎回相場から逸脱した料金を請求している悪徳業者は、施工料金を書けないため注意してください。経験豊富な業者ほど、詳しい施工実績をアピールできるものです。
保有資格と許可証を確認する
塗装技能士や建設業許可を保有している業者は、信頼性が高いといえます。塗装技能士は国家資格で、1級は実務経験7年以上が受験資格です。
建設業許可は500万円以上の工事で必要になりますが、取得には自治体の審査が必要なため保有している業者は信頼度が高くなります。
一般的な戸建て住宅の外壁塗装では500万円を超えることはほぼありませんが、許可証の有無は業者を判断する一つの基準になるでしょう。
保険と保証内容を確認する
万が一の事故や施工不良に備え、保険と保証の確認は必須です。
建設工事保険や請負業者賠償責任保険に加入していれば、工事中の事故で受けた損害が保険金から賄われます。
工事保証は5〜10年間の設定が一般的で、業者のミスで施工不良が起きた際に無償で補修してもらえる内容です。
保証内容は必ず保証書にしてもらい、保証期間中は失くさないように保管しておきましょう。業者によっては「自社保証」や「アフター保証」と記載していることもあります。
自社施工かどうかを確認する
自社の作業員が直接工事を行う「自社施工」の業者は、費用を抑えられる傾向にあります。
下請け業者に発注すると中間マージンが発生し、工事とは関係のない費用を余分に支払うことになるためです。
自社施工であれば現場と依頼主の距離が近く、指示や要望が伝わりやすいというメリットもあるでしょう。
悪質な業者になると下請けに工事を丸投げしてしまい、施主の指示が反映されず工事品質も低下してしまいます。
営業担当者の対応を見極める
営業担当者の対応も、業者選びの重要な判断材料です。いい加減な対応をする営業マンがいる業者は、その時点で候補から外したほうが良いでしょう。
難しい専門用語を並べて煙に巻こうとする営業マンや、「今決めてくれれば安くできます」と契約を焦らせる営業マンには要注意です。
質問に対してメリットだけでなくデメリットも説明してくれるか、依頼主に寄り添った対応をしてくれるかを確認しましょう。
外壁塗装業者の種類とそれぞれの特徴
外壁塗装を依頼できる業者は大きく4つの種類に分けられます。
・外壁塗装専門業者
・ハウスメーカー
・リフォーム業者
・訪問販売業者
それぞれメリットとデメリットがあるため、特徴を理解して選ぶことが大切です。
外壁塗装専門業者
外壁塗装専門業者は、外壁塗装を依頼する最も良い選択肢といえます。塗装技能士の資格を持つ熟練職人など、塗装のスペシャリストが集まっているのが特徴です。
ほとんどの塗装専門会社は自社施工が可能なため、中間マージンも発生せず支払った金額分の工事をしっかり行ってくれます。
少数精鋭で経営している所も少なくないため、別の塗装業者の職人や足場専門業者に外注する場合もありますが、その際は中間マージンが発生する点に注意しましょう。
ハウスメーカー
ハウスメーカーは全国展開している大手の住宅建設業者で、施工実績も豊富です。
家を建ててもらったハウスメーカーであれば、家に関するあらゆるデータを持っているため安心感があります。
ただし実際に外壁塗装を行うのは下請け業者の場合が多く、中間マージンや広告費がかさんで非常に高額な工事費用になってしまうでしょう。
家を建てたハウスメーカー以外でリフォームを行うと、新築時の保証が無効になることもあるため注意が必要です。
リフォーム業者
リフォーム業者は外壁塗装以外のリフォーム工事全般を行える業者です。
フローリングや壁紙の張替え、キッチンやお風呂などの水回り設備の交換リフォームも併せて依頼できます。
外壁塗装を依頼する場合は、塗装の実績が豊富な業者でなければ選ぶメリットが薄れてしまうでしょう。
リフォーム業者も自社のスタッフだけで全種類のリフォームが行えるわけではないため、それぞれの工事を下請けに雇う必要があります。
大手になるとハウスメーカーと同様に中間マージンが高くなることもあるため注意してください。
訪問販売業者
国民生活センターに寄せられた住宅リフォームの被害相談は、ほとんどが訪問販売業者との契約に関するものです。
「今すぐ工事をしないと危険です」など不安を煽られても、決してその場で契約してはいけません。
訪問販売業者は自社で施工せず、大量に中間マージンを抜いて下請け業者に工事を任せることが多いです。
その結果、高額な契約金額を支払ったにも関わらず質の悪い工事が行われる最悪の事態に陥ってしまいます。
知らない業者の営業マンが訪ねてきても、絶対にその場で契約せず引き取ってもらいましょう。
悪徳業者の手口と見抜き方
悪徳業者には共通する手口があります。これらを知っておくことで被害を防げます。
・大幅な値引きやキャンペーンを強調する
・不安を煽って即決を迫る
・見積書の内訳が不明瞭
・前払いを要求する
悪質な業者の特徴を理解し、トラブルを未然に防ぎましょう。
大幅な値引きやキャンペーンを強調する
「キャンペーンで特別に大幅な割引ができます」「自社独自の塗料を使うことで他社より安くしています」など、安さばかりアピールする業者には注意が必要です。
外壁塗装は大規模な工事のため、多少の割引はできても数十万単位で安くできるケースはめったにありません。
安さを強調する業者は、人件費や材料費を削って手抜き工事をする恐れがあります。
どこよりも安いことを全面的にアピールされた際は、他社の見積もりと比較して本当に信頼できるか判断しましょう。
不安を煽って即決を迫る
「今すぐ塗装しないと大変なことになる」「今のままでは次の大雨で絶対に雨漏りする」など、不安を煽って契約を急がせる業者は警戒してください。
よく考える時間や冷静に判断する隙を与えないことで、すぐに契約をさせようとしている恐れがあるでしょう。
気づかないうちに短期間で劣化し、一刻も早く塗装が必要なほど外壁が傷んでいることはあまりありません。
業者の話を聞いて不安になっても、その場で契約はせず他社にも点検してもらい実際の劣化状況を確認することが大切ですね。
見積書の内訳が不明瞭
「上塗りシリコン塗料」としか書いていない見積もりは、どのメーカーの何という商品名かわからず塗料代が相場内か判断できません。
「その他」や「塗装一式」など曖昧な表現が多い見積書も要注意です。
個数の表記が「一式」のみで具体的な単価がわからない場合、過剰請求を隠そうとしている可能性があります。
どの塗料が何缶必要か、各項目の数量と単価が明記されているか確認しましょう。
不明な点があれば納得できるまで質問し、丁寧に説明してくれる業者を選ぶことが重要です。
前払いを要求する
総額を前払いで請求する業者は、悪質な業者の恐れがあるため入金しないよう注意してください。
前払いをした直後や工事の途中で連絡が取れなくなり、費用を持ち逃げされる危険性があります。
外壁塗装は後払いのことが多く、完全後払いでない場合でも前金として受け取るのは総額の一部です。
前払いでの契約を要求されても応じず、支払い条件を確認してから契約するようにしましょう。
外壁塗装業者への質問で確認すべきこと
業者選びでは、事前に質問して対応を確認することが大切です。
・提案する塗料を選んだ理由
・工事期間とスケジュール
・保証内容と範囲
・追加費用の可能性
適切な質問をすることで、業者の技術力や誠実さを見極められます。
提案する塗料を選んだ理由
業者から塗料を提案された際は、なぜその塗料を勧めるのか理由を確認しましょう。
単に「今一番人気だから」「安いから」といった曖昧な説明しかない場合、外壁の知識に不安がある可能性があります。
自宅の外壁の状態や環境に合わせて、適切な塗料を判断できる業者を選ぶことが重要です。
メリットだけでなくデメリットも説明してくれるか、具体的な根拠を示せるかを確認してください。質問に対して誠実に答えてくれる業者は、信頼できるといえるでしょう。
工事期間とスケジュール
外壁塗装にかかる期間と具体的なスケジュールを確認しておきましょう。
一般的な戸建て住宅の場合、7〜10日程度が目安です。天候によって工期が延びる可能性もあるため、雨天時の対応についても聞いておくと安心できます。
工事期間が極端に短い業者は、必要な工程を省いている可能性があるため注意が必要です。適切な日数をかけて丁寧に施工してくれる業者を選びましょう。
保証内容と範囲
工事保証の期間や保証範囲を具体的に確認してください。
ほとんどの業者は5〜10年間の保証を設けていますが、どのような施工不良が保証の対象になるのかを明確にしておく必要があります。
保証内容は必ず保証書という形で書面に残してもらい、口頭での約束だけで済ませないようにしましょう。
業者によっては「自社保証」や「アフター保証」と記載していることもあるため、名称に関わらず内容をしっかり確認することが大切ですね。
追加費用の可能性
工事を進める中で追加費用が発生する可能性があるかを確認しておきましょう。
外壁の劣化が想定以上にひどい場合、下地補修に追加費用がかかることがあります。
どのようなケースで追加費用が発生するのか、事前に説明してくれる業者は誠実といえるでしょう。
見積もり段階で「追加費用は一切かかりません」と断言する業者よりも、可能性について正直に話してくれる業者のほうが信頼できます。
業者選びで失敗しないための3つの注意点
業者選びで後悔しないために、特に注意すべきポイントがあります。
・訪問販売ではその場で契約しない
・極端に安い見積もりには警戒する
・契約前に保証内容を書面で確認する
これらの注意点を守ることで、トラブルを避けることができるでしょう。
訪問販売ではその場で契約しない
急に訪ねてきた営業マンから工事を勧められても、絶対にその場で契約してはいけません。
外壁塗装は施工前に現地調査を行うことで初めて、正しいリフォーム費用や施工方法、劣化具合が判明します。
訪問販売業者がその場で作った見積もりは、不当に価格が吊り上げられていたり緊急性が高くない工事が含まれていたりするため非常に危険です。
「まだ塗装していないんですか」「今ならお客様だけキャンペーン価格で工事をします」などと言われても、必ず複数の業者から相見積もりを取って比較しましょう。
極端に安い見積もりには警戒する
相場よりも大幅に安い見積もりを提示する業者には注意が必要です。必要な工程を省いていたり、安価で品質の低い塗料を使用していたりする可能性があります。
「今だけ特別価格」「足場代無料」といった営業トークで契約を急がせる業者も警戒してください。
安すぎる見積もりの理由を具体的に説明してもらい、納得できない場合は他の業者も検討することをおすすめします。
適正価格で丁寧な施工をしてくれる業者を選ぶことが、長期的には最もコストパフォーマンスが良い選択ですね。
契約前に保証内容を書面で確認する
契約を結ぶ前に、必ず保証内容を書面で確認しておきましょう。口頭での約束だけでは、後々トラブルになった際に証拠が残りません。
保証書には保証期間、保証範囲、保証の対象外となるケースなどが明記されているかをチェックしてください。
保証内容が曖昧な業者や、保証書の発行を渋る業者は避けたほうが良いでしょう。
保証期間中は保証書を失くさないように保管し、何か問題が起きた際にすぐに対応してもらえる体制を整えておくことが大切です。
まとめ
外壁塗装業者の選び方は、相見積もり、施工実績、資格・保証の確認など6つのチェックポイントを押さえることが重要です。
悪徳業者は大幅な値引きや不安を煽る手口で契約を迫ってくるため、その場での即決は避けましょう。
業者への質問を通じて技術力や誠実さを見極め、契約前には必ず保証内容を書面で確認することが大切です。
訪問販売業者には特に注意し、複数の業者を比較しながら信頼できる業者を選びましょう。適切な業者選びが、満足度の高い外壁塗装につながります。
株式会社ハウスプランでは、外壁塗装の無料相談を承っております。札幌市で外壁塗装をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案いたします。
電話:0120-781-037
メール:tak@houseplan-m.com
お問い合わせ:https://houseplan-m.com/contact/