「外壁塗装って何日くらいかかるんだろう」
「工事中は普通に生活できるのかな」
「仕事の休みをどれくらい取ればいいんだろう」
外壁塗装を検討する際、工事期間や生活への影響が気になる方は多いのではないでしょうか。
特に初めて外壁塗装を行う場合、どれくらいの期間が必要なのか見当がつかず不安になりますよね。
外壁塗装は7〜10日程度かかる工事です。足場の設置から塗装、撤去まで様々な工程があり、天候によっては期間が延びることもあります。
この記事では、外壁塗装の工程ごとのスケジュールから、工事中の生活で注意すべきポイント、期間が延びる原因まで詳しく解説します。
工事期間の全体像を把握することで、安心してスケジュールを組むことができるでしょう。
外壁塗装にかかる期間の目安
外壁塗装の工事期間は建物の大きさや工事内容によって変わります。
・一般的な戸建て住宅の工事期間
・屋根塗装も同時に行う場合の工事期間
・建物の大きさによる期間の違い
それぞれの条件でどれくらいの日数が必要になるのか、具体的に見ていきましょう。
一般的な戸建て住宅の工事期間
30坪前後の2階建て住宅における外壁塗装の期間は、7〜10日が目安です。足場の設置から撤去まで、天候に恵まれた場合でも最低7日間は必要になります。
梅雨や冬場など雨が多い季節では、作業できない日が増えるため1ヶ月以上かかることもあるでしょう。逆に7日以内で終わると提案してくる業者には注意が必要ですね。
屋根塗装も同時に行う場合の工事期間
外壁と屋根を同時に塗装する場合、工事期間は10〜14日程度になります。屋根塗装の工程が追加されるため、外壁のみの場合より3〜4日ほど長くなる計算です。
足場は外壁だけでも屋根まで届く高さで設置するため、同時施工でも足場代は1回分で済みます。
別々に工事すると2回分の足場代がかかってしまうので、まとめて行うほうが経済的でしょう。
建物の大きさによる期間の違い
建物が大きくなるほど、塗装面積や下地処理を行う面積が増えるため工事期間も長くなります。50坪以上の住宅では、2〜3週間程度の施工期間を見込んでおく必要があるでしょう。
3階建て住宅の場合も、足場の設置や塗装作業に時間がかかります。
建物の形状が複雑な場合や、劣化が激しい場合はさらに日数が延びる可能性があるため、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切ですね。
外壁塗装の工程別スケジュールと所要日数
外壁塗装は複数の工程に分かれており、それぞれに必要な日数があります。
・足場設置と飛散防止ネット張り
・高圧洗浄と乾燥
・下地処理と養生
・塗装作業の3工程
・点検・手直しと足場撤去
各工程でどのような作業が行われるのか、詳しく解説していきます。
足場設置と飛散防止ネット張り
足場の設置は外壁塗装の最初の工程で、半日〜1日かかります。高所作業を安全に行うために欠かせない作業です。
足場と一緒に飛散防止ネットも張られます。このネットは塗料や洗浄水が近隣に飛び散るのを防ぐためのものです。
足場を組み立てる際は金属をハンマーで叩く音が響くため、工事期間中で最も騒音が大きいタイミングといえるでしょう。
高圧洗浄と乾燥
高圧洗浄では、外壁に付着した汚れやカビ、コケなどを水で洗い流します。洗浄作業自体は半日〜1日で終わりますが、その後の乾燥に最低24時間必要です。
天候や下地の状態によっては48時間の乾燥時間が必要になることもあります。そのため高圧洗浄の工程全体では1〜3日かかる計算になるでしょう。
外壁が完全に乾いていない状態で塗装すると、塗料の密着性が悪くなってしまうため、しっかりと乾燥させる必要がありますね。
下地処理と養生
下地処理は塗装の仕上がりを左右する重要な工程です。ひび割れの補修やコーキングの打ち替え、古い塗膜の除去などが行われます。
劣化が少なければ1日で完了しますが、外壁の状態が悪い場合は2〜3日かかることもあるでしょう。
養生は窓やエアコンの室外機など、塗料を付着させたくない箇所をビニールシートやテープで保護する作業です。下地処理と合わせて行われることが多く、通常は1日程度で終わります。
塗装作業の3工程
塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて行われます。それぞれの工程に1日ずつかかるため、塗装だけで3日間必要です。
下塗りは外壁と塗料の密着性を高める接着剤のような役割を果たします。中塗りと上塗りでは同じ塗料が使われ、塗膜の厚みを確保することで塗料本来の性能を発揮させるのです。
各工程の間には十分な乾燥時間を取る必要があり、乾燥を待たずに重ね塗りすると施工不良につながってしまいます。
点検・手直しと足場撤去
すべての塗装作業が終わったら、業者と一緒に仕上がりを確認します。塗り残しや塗りムラがないかをチェックし、気になる箇所があれば手直しを依頼しましょう。
点検と手直しには1日ほどかかります。問題がなければ養生を取り外し、足場を解体して工事完了です。
足場の撤去は半日〜1日で終わりますが、解体時に外壁に傷がつかないよう注意が必要ですね。すべての工程が終了したら、近隣への挨拶も忘れずに行いましょう。
外壁塗装の期間が延びる4つの原因
外壁塗装は予定通りに進まないこともあります。工期が延びる主な原因を把握しておきましょう。
・雨天や悪天候による作業中断
・冬季の日照時間の短さ
・外壁の劣化が激しい場合
・乾燥時間が長い塗料の使用
これらの要因を理解しておくことで、余裕を持ったスケジュールを組むことができます。
雨天や悪天候による作業中断
外壁塗装は気温5℃以上、湿度85%以下という条件を満たさないと作業できません。
雨が降っている日は塗装面が濡れてしまい、塗料に水分が混ざって施工不良につながるため作業は中断されます。
強風の日も塗装面にホコリやゴミが付着するリスクがあるため、作業できないケースが多いでしょう。
梅雨時期や雨が多い季節に工事を行う場合、天候による遅れを見込んでおく必要がありますね。
冬季の日照時間の短さ
冬場は日照時間が短いため、作業できる時間も限られます。塗料の乾燥にも時間がかかる傾向にあり、春や秋に比べて工期が1〜2日ほど延びやすいです。
気温が低すぎると塗料が十分に乾燥しないため、次の工程に進めなくなってしまいます。
札幌のような寒冷地では特に注意が必要で、冬季の工事は避けたほうが無難かもしれません。
外壁の劣化が激しい場合
外壁の状態が悪いほど、下地処理に時間がかかります。ひび割れの補修やコーキングの打ち替えなど、補修箇所が多いと作業日数も増えるでしょう。
本来なら1日で終わる下地処理でも、劣化がひどい場合は数日かかることもあります。
築年数が長い建物や、前回の塗装から時間が経っている場合は、通常より長めの工期を見込んでおいたほうが安心ですね。
乾燥時間が長い塗料の使用
塗料の種類によって、メーカーが定める乾燥時間は異なります。高機能な塗料ほど乾燥に時間がかかる傾向にあり、その分工期も長くなるでしょう。
光触媒塗料を使用する場合は、上塗り後にコーティング作業が必要になります。
通常の外壁塗装と比べて1日プラスされるため、塗料選びの際は乾燥時間も確認しておくことが大切です。
外壁塗装期間中の生活で知っておくべきこと
工事期間中は普段と違う生活を送ることになります。事前に制限事項を把握しておきましょう。
・窓やドアの開閉制限
・洗濯物を外に干せない期間
・在宅・外出の自由度
・騒音が発生しやすいタイミング
どのような影響があるのか、具体的に見ていきましょう。
窓やドアの開閉制限
養生作業中や塗装作業中は、窓やドアを開けることができません。塗料の臭いが室内に入ったり、塗料が付着したりする可能性があるためです。
開けたい場合は作業員に声をかけて確認する必要があります。換気ができない期間が続くため、エアコンや空気清浄機を活用して室内環境を整えることをおすすめします。
在宅ワークをされている方は、特に注意が必要ですね。
洗濯物を外に干せない期間
外壁塗装期間中は、洗濯物を外に干すことができません。高圧洗浄の水しぶきや塗料の飛散、臭いが洗濯物に付着してしまうリスクがあるためです。
工事期間中は室内干しかコインランドリーの利用を検討しましょう。
7〜10日間は外干しができないと考えて、事前に準備しておくことが大切です。浴室乾燥機や除湿機があると便利でしょう。
在宅・外出の自由度
工事期間中、常に家にいる必要はありません。外出も自由にできるため、普段通りの生活を送ることが可能です。
ただし足場設置前の現場確認と、塗装完了後の点検・手直しの際には立ち会いが必要になります。
これらのタイミングだけスケジュールを空けておけば問題ないでしょう。不在時でも作業は進められるため、仕事を休む必要はありませんね。
騒音が発生しやすいタイミング
工事期間中で最も騒音が大きいのは、足場の設置と撤去の際です。金属パイプをハンマーで叩く音が響くため、かなりうるさく感じるでしょう。
高圧洗浄の際も洗浄機の音がうるさく感じられます。在宅ワークやオンライン会議の予定がある方は、これらの作業日を避けるか、外出することをおすすめします。
事前に業者から作業スケジュールを聞いておくと安心ですね。
外壁塗装期間で注意すべき3つのポイント
工事をスムーズに進めるために、押さえておくべきポイントがあります。
・近隣への挨拶は工事前に必ず行う
・極端に短い工期を提示する業者は要注意
・戸締まりをしっかりする
トラブルを未然に防ぐためにも、これらの注意点を確認しておきましょう。
近隣への挨拶は工事前に必ず行う
外壁塗装は足場の設置音や塗料の臭いなど、近隣に迷惑をかけることが避けられません。工事期間も7〜10日と長いため、事前の挨拶は必須です。
最近は業者が代わりに挨拶してくれるケースも多いですが、できれば一緒に回るか、自分でも挨拶しておくと安心でしょう。
工事期間や時間帯を伝え、場合によっては粗品を持参するとより丁寧な印象を与えられますね。
極端に短い工期を提示する業者は要注意
外壁塗装には最低でも7〜10日の期間が必要です。1週間以内で完了すると謳う業者は、必要な工程を省いている可能性があります。
塗料の乾燥時間を待たずに重ね塗りしたり、下地処理を省略したりすると、数年で塗装が剥がれてしまうこともあるでしょう。
工期の短さだけで業者を選ぶのではなく、適切な日数をかけて丁寧に施工してくれる業者に依頼することが大切ですね。
戸締まりをしっかりする
工事期間中は足場が組まれ、飛散防止ネットで家が覆われます。外から様子が見えにくくなるため、空き巣に狙われやすい状態になってしまうのです。
在宅時も外出時も、いつも以上に戸締まりをしっかりと行いましょう。貴重品は分かりにくい場所に保管し、防犯意識を高めておくことが重要です。
車や植木鉢など汚れる可能性のあるものは、事前に移動させておくことをおすすめします。
まとめ
外壁塗装にかかる期間は7〜10日が目安で、屋根塗装を含む場合は10〜14日程度必要です。
足場設置から高圧洗浄、下地処理、3回の塗装工程、点検・撤去まで、それぞれに適切な日数を確保することが重要になります。
天候や外壁の劣化状況によっては期間が延びることもあるため、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
工事期間中は窓の開閉制限や洗濯物を外に干せないなどの制約がありますが、在宅の必要はありません。近隣への挨拶や防犯対策を忘れずに行い、安心して工事を進めることが大切です。
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