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2025.08.31

屋根点検のタイミングはいつがベスト?点検が必要な理由まで解説

#お役立ち情報

「屋根の点検っていつやればいいんだろう」
「点検しないとどんなリスクがあるのかな」
「自分でも安全に点検できる方法があるなら知りたい」

屋根の状態について、このような疑問を持たれる方は多いのではないでしょうか。

屋根は普段目にする機会が少ないため、いつ点検すべきか分からず、ついつい後回しにしてしまいがちです。

しかし、屋根は雨風や紫外線に常にさらされている過酷な環境にあり、定期的な点検を怠ると思わぬトラブルに発展することがあります。

早期発見により修理費用を大幅に抑えることも可能ですし、適切なタイミングで点検することで建物全体の寿命を延ばすことにもつながるでしょう。

この記事では、屋根点検の最適なタイミングから自分でできる安全な点検方法、信頼できる業者の選び方まで詳しく解説していきます。

大切なお住まいを長く守るための知識として、ぜひ参考にしてください。

屋根点検が必要な理由と適切なタイミング

屋根点検は建物を長持ちさせるために欠かせない重要なメンテナンスです。適切なタイミングで実施することで、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

・屋根点検を怠るリスクと費用への影響
・定期点検の推奨頻度
・災害後やメンテナンス時期の見極め方

早期発見により修理費用を大幅に抑えることができるでしょう。

屋根点検を怠るリスクと費用への影響

屋根点検を怠ると、雨漏りや建物の構造部分への影響など深刻な問題に発展する可能性があります。

室内への水の浸入により壁や天井にシミができたり、カビの発生で健康被害を引き起こしたりすることもあるんです。

早期発見できれば数万円で済む修理も、放置することで数百万円の大規模工事が必要になることもあります。定期的な点検により、このような大きな出費を避けることが可能ですよね。

定期点検の推奨頻度

屋根の定期点検は5年から10年に一度が目安とされていますが、より安心を求めるなら3年から5年に一度の実施をおすすめします。

特に札幌のような寒冷地では、積雪や凍害の影響で劣化が進みやすいため、やや短い間隔での点検が理想的です。

築年数が経過している建物や、前回の点検から時間が経っている場合は、まず現在の状態を把握することから始めましょう。

災害後やメンテナンス時期の見極め方

台風や地震、大雪などの自然災害後は必ず屋根の状態を確認してください。

災害によって屋根材がずれたり破損したりしている可能性が高く、そのまま放置すると雨漏りの原因となってしまいます。

築10年を過ぎた建物では、屋根材の劣化サインが現れ始める時期でもあります。

色褪せや苔の発生、金属部分のサビなどが見られる場合は、点検を検討するタイミングといえるでしょう。

屋根材別の点検ポイントと劣化サイン

屋根材の種類によって劣化の現れ方や点検すべきポイントが異なります。お住まいの屋根材に応じた適切な点検を行うことが重要です。

・スレート屋根の点検ポイント
・瓦屋根の点検ポイント
・金属屋根の点検ポイント

屋根材ごとの特徴を理解して、効果的な点検を実施しましょう。

スレート屋根の点検ポイント

スレート屋根では色褪せや苔・藻の発生、屋根材の反りやひび割れに注意が必要です。

防水性が低下すると苔や藻が繁殖しやすくなり、屋根材自体が水分を含んで劣化が進行してしまいます。

棟板金の浮きや釘の抜けも重要なチェックポイントです。強風で棟板金が飛散する事故も発生しているため、固定状況を定期的に確認することが大切ですね。

水をかけて弾くかどうかで防水性を確認する方法もあります。

瓦屋根の点検ポイント

瓦屋根では瓦のズレや割れ、漆喰の剥がれや崩れが主な確認項目となります。

台風や地震の影響を受けやすく、瓦が落下して人や建物に被害を与える危険性もあるため注意が必要です。

棟瓦の固定状況や漆喰の状態は特に重要で、劣化が進むと雨水の浸入を許してしまいます。

庭先にグレーのセメントのような塊が落ちている場合は、漆喰が剥がれている可能性があるでしょう。

金属屋根の点検ポイント

金属屋根では色褪せやサビの発生、棟板金の浮きや釘の緩みが主なチェックポイントです。サビは金属を脆くし、最終的には穴を開けて雨漏りの原因となってしまいます。

熱膨張と収縮を繰り返すことで釘が浮きやすく、強風時に板金が飛散するリスクもあります。

降雹があった際は屋根材の凹みも確認が必要で、早期発見により大きな被害を防ぐことができますよね。

自分でできる安全な屋根点検の方法

専門業者に依頼する前に、自分でも安全に確認できる方法があります。ただし安全第一で、無理は絶対に禁物です。

・室内や安全な場所からの点検方法
・屋根材別のチェックポイント
・点検時の注意事項と危険回避のルール

100%の安全を確保した上で、できる範囲での点検を心がけてください。

室内や安全な場所からの点検方法

2階の窓から1階の屋根を確認したり、ベランダから下の屋根を見下ろしたりする方法が安全です。

屋根裏の点検口から内側の状態をチェックすることで、雨漏りの兆候を発見できる場合もあります。

自宅周辺の高い場所から遠目に屋根全体を眺めることで、色褪せや瓦のズレなどに気付けることもあるでしょう。

双眼鏡を使用すると、より詳細に確認することが可能です。ただし、近隣への配慮は忘れずに行ってくださいね。

屋根材別のチェックポイント

スレート屋根では釘や板金の落下がないか庭先を確認し、屋根から異音がしないか耳を澄ませてみてください。

瓦屋根では漆喰の塊や針金のような銅線が落ちていないかチェックが重要です。金属屋根では板金の落下や浮き、屋根材の凹みなどを重点的に確認しましょう。

雨の日には雨樋から水が溢れていないか、軒天にシミができていないかの確認も有効な点検方法となります。

点検時の注意事項と危険回避のルール

自分で屋根に上ることは絶対に避けてください。転落の危険があるだけでなく、屋根材を傷める可能性もあります。

脚立を使用する場合は必ず2人1組で行い、1人が脚立を支える役割を担いましょう。

窓から身を乗り出すような危険な行為も控え、安全な範囲での確認に留めることが大切です。

屋根裏を確認する際は、天井の床を踏み抜かないよう木材の太い部分を選んで移動してくださいね。

屋根点検の費用相場と調査方法

屋根点検の費用は調査方法や業者によって大きく異なります。適切な予算計画を立てるためにも、費用相場を把握しておくことが重要です。

・無料点検と有料点検の違い
・調査方法別の費用相場(目視・散水・発光液・サーモグラフィー)

調査内容に応じた適正価格での依頼を心がけましょう。

無料点検と有料点検の違い

目視による簡易的な点検は無料で実施してくれる業者が多く、屋根の基本的な状態を把握することができます。

しかし、雨漏りの原因特定など本格的な調査が必要な場合は有料となることがほとんどです。

無料点検を謳って訪問してくる業者には注意が必要で、後から高額な工事を提案される可能性があります。信頼できる業者であれば、お客様側から依頼した無料点検でも安心して利用できるでしょう。

調査方法別の費用相場(目視・散水・発光液・サーモグラフィー)

屋根点検の費用は調査方法によって大きく異なり、以下のような相場となっています。

調査方法費用相場特徴
目視調査0~5万円基本的な状態確認
散水調査5~20万円雨漏り原因の特定
発光液調査10~20万円浸入経路の詳細把握
サーモグラフィー調査10~30万円温度差による原因特定

足場が必要な場合は別途10万円から30万円程度の費用が発生するため、事前に確認しておくことが大切ですね。

信頼できる屋根点検業者の選び方

屋根点検業者選びは点検の質を左右する重要なポイントです。信頼できる業者を選ぶことで、適切な診断と安心できるサービスを受けることができます。

・選び方1:資格と実績で選ぶ
・選び方2:地域密着度と対応力で選ぶ
・選び方3:料金体系の透明性で選ぶ

適切な業者選びにより、長期的に安心できる点検を実現しましょう。

選び方1:資格と実績で選ぶ

建設業許可や建築板金技能士、かわらぶき技能士などの国家資格を持つ業者を選ぶことで、専門的な知識に基づいた点検を期待できます。

長年の実績と豊富な点検事例を持つ業者であれば、様々な屋根トラブルを見極める経験を積んでいます。

国土交通省の建設業者検索システムで許可の確認もできるため、事前にチェックしてみてくださいね。

選び方2:地域密着度と対応力で選ぶ

地元で長年営業している業者は、札幌の積雪や寒冷地特有の屋根問題に精通しており、地域の気候特性を理解した点検を行えます。

地域での評判を重視するため、丁寧な対応を心がけている場合が多いでしょう。

迅速な対応力も重要な要素で、緊急時にすぐ駆け付けてもらえるかどうかは大きなメリットとなります。

自社で点検から修理まで一貫して対応できる業者であれば、スムーズな連携も期待できますよね。

選び方3:料金体系の透明性で選ぶ

点検内容と費用が明確に説明されており、見積書が詳細で分かりやすい業者を選びましょう。

追加費用の発生条件についても事前に説明してくれる業者は信頼できます。点検後の報告が写真付きで詳細に行われるかどうかも重要なポイントです。

契約を急かしたり、極端に安い料金を提示したりする業者は避け、適正価格で質の高いサービスを提供する業者を選ぶことが大切ですね。

まとめ

屋根点検は建物を長期間安全に保つために欠かせないメンテナンスです。

適切なタイミングでの定期点検により、雨漏りなどの深刻なトラブルを未然に防ぎ、修理費用を大幅に抑えることができます。自分でできる安全な点検方法もありますが、詳細な診断には専門業者への依頼が確実でしょう。

屋根材ごとの特徴を理解し、信頼できる業者を選ぶことで、大切なお住まいを長く守ることが可能です。

株式会社ハウスプランでは、屋根点検に関する無料相談を承っております。札幌市で屋根の状態が気になる方は、お気軽にご相談ください。

経験豊富なスタッフが、お客様の建物の状態に応じた最適な点検プランをご提案いたします。

電話:0120-781-037
メール:tak@houseplan-m.com
お問い合わせ:https://houseplan-m.com/contact/

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