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2025.06.30

プロパンガス給湯器の交換に関する費用・時期・選び方まで徹底解説

#お役立ち情報

プロパンガス給湯器の調子が悪くなってきて、「交換にはどれくらい費用がかかるの?」と気になっていませんか?

プロパンガス給湯器は都市ガス給湯器と異なる特徴があり、交換時には特有の注意点や制度があります。また、プロパンガスのランニングコストの高さから、エコキュートなど他の給湯器への変更を検討される方も多いでしょう。

この記事では、札幌市で数多くのプロパンガス給湯器交換を手がけてきた私たちハウスプランが、プロパンガス給湯器の特徴から交換費用、選び方まで詳しく解説します。

無償貸与制度などプロパンガス特有のお得な制度も紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

プロパンガス給湯器の特徴

プロパンガス給湯器について、以下の特徴を確認していきましょう。

・プロパンガス給湯器の基本的な仕組み
・都市ガス給湯器との違い
・プロパンガス特有のメリット・デメリット

プロパンガス給湯器を選ぶ前に、その特性をしっかりと理解しておくことが大切です。

プロパンガス給湯器の基本的な仕組み

プロパンガス給湯器は、LPガス(液化石油ガス)を燃料として水を加熱する給湯器です。

ガスボンベから供給されるプロパンガスを燃焼させ、その熱で水を温めてお湯を作ります。瞬間式なので必要な時に必要な分だけお湯を作れるのが特徴です。

全国どこでも設置可能で、都市ガスの配管がない地域でも利用できるため、地方や郊外での普及率が高いんです。

都市ガス給湯器との違い

プロパンガス給湯器と都市ガス給湯器には、いくつかの重要な違いがあります。

まず燃料の供給方法が異なり、プロパンガスはボンベ配送、都市ガスは地下配管で供給されます。また、プロパンガスの方が発熱量が高いため、同じ号数でも都市ガスより高い給湯能力を発揮するでしょう。

ただし、料金面ではプロパンガスの方が一般的に高く、都市ガスの約2倍程度のコストがかかることが多いですね。

プロパンガス特有のメリット・デメリット

プロパンガス給湯器には独特のメリットとデメリットがあります。

メリットとしては、災害時の復旧が早い、全国どこでも利用可能、発熱量が高くパワフルという点が挙げられます。一方でデメリットは、ランニングコストが高い、ボンベ交換が必要、料金設定が業者によって異なるという点です。

特に札幌のような寒冷地では、プロパンガスの高い発熱量が冬場の安定した給湯に役立ちますが、使用量が増えるため光熱費が気になるところですね。

プロパンガス給湯器の交換費用相場

プロパンガス給湯器の交換費用について、詳しく見ていきましょう。

・一般的なプロパンガス給湯器の価格帯
・エコジョーズタイプの費用相場
・プロパンガス会社の無償貸与制度

プロパンガス給湯器ならではの費用体系や制度を理解することで、お得な交換が可能になります。

一般的なプロパンガス給湯器の価格帯

プロパンガス給湯器の交換費用は、工事費込みで10〜30万円程度が相場です。

給湯専用タイプなら7〜15万円、オートタイプで15〜25万円、フルオートタイプで18〜30万円程度となります。

都市ガス用との本体価格に大きな差はありませんが、プロパンガス専用の機種を選ぶ必要があるでしょう。

号数が大きくなるほど価格も上がり、16号と24号では3〜5万円程度の差が生まれることが多いんです。

エコジョーズタイプの費用相場

省エネ性能に優れたエコジョーズタイプの費用相場をご紹介します。

機能タイプ一般的な給湯器エコジョーズ
オートタイプ15〜25万円20〜30万円
フルオートタイプ18〜30万円25〜35万円

エコジョーズは初期費用が5万円程度高くなりますが、ガス使用量を約13%削減できるため、年間1〜2万円の節約効果があります。

プロパンガスは料金が高いため、エコジョーズの節約効果をより実感できるでしょう。

プロパンガス会社の無償貸与制度

プロパンガス業界特有の制度として、給湯器の無償貸与があります。

この制度では初期費用0円で新しい給湯器を設置でき、給湯器代を毎月のガス代に上乗せして支払っていく仕組みです。

一般的に10年契約で、月額2,000〜4,000円程度がガス代に加算されます。

ただし、契約期間中にガス会社を変更する場合は残債を一括返済する必要があるため、契約内容をよく確認することが重要ですね。

プロパンガス給湯器の交換時期

プロパンガス給湯器の適切な交換時期について解説します。

・設置から10年が交換の目安
・交換が必要な故障サイン
・故障する前に交換するメリット

適切なタイミングで交換することで、安全性と経済性の両方を確保できるでしょう。

設置から10年が交換の目安

プロパンガス給湯器の寿命は、一般的に8〜10年とされています。

メーカーでは設計標準使用期間を10年と設定しており、この期間を過ぎると安全性や効率性が低下するリスクが高まります。また、製造終了から10年経過すると修理部品の入手が困難になることも多いでしょう。

プロパンガスは燃焼系の機器のため、古くなると不完全燃焼や一酸化炭素中毒のリスクも高まるんです。安全のためにも10年を目安に交換を検討してください。

交換が必要な故障サイン

以下のような症状が現れたら、交換を検討すべきサインです。

お湯の温度が不安定になる、給湯器から異音がする、本体から水漏れが起きている、ガス臭がするなどの症状は危険な状態を示しています。また、エラーコードが頻繁に表示される、本体にサビや変形が見られる場合も要注意です。

特にガス臭や異音については、ガス漏れや不完全燃焼の可能性があるため、すぐに使用を停止して専門業者に相談することをおすすめします。

故障する前に交換するメリット

完全に故障する前に交換することで、多くのメリットがあります。

計画的な交換なら給湯器の選択肢が豊富で、複数業者からの相見積もりも取れるため費用を抑えられます。また、無償貸与制度の利用やエコキュートへの変更なども検討する時間的余裕があるでしょう。

冬場の突然の故障では数日間お湯が使えなくなることもあるため、症状が軽いうちに交換することで快適な生活を維持できますね。

プロパンガス給湯器の選び方

プロパンガス給湯器を選ぶ際の重要なポイントを解説します。

・号数の選び方(16号・20号・24号)
・機能タイプの選択(給湯専用・オート・フルオート)
・設置タイプによる違い

家族構成やライフスタイルに合った給湯器選びで、快適で経済的な給湯環境を実現しましょう。

号数の選び方(16号・20号・24号)

号数は1分間に作れるお湯の量を表す重要な指標です。

16号は1〜2人世帯向けで、一度に1箇所でしかお湯を使えません。20号は2〜3人世帯向けで、キッチンとシャワーの同時使用が可能になります。24号は4人以上のファミリー世帯向けで、複数箇所での同時使用でも十分な給湯量を確保できるでしょう。

現在の給湯器で不便を感じていない場合は、同じ号数を選ぶのが無難です。家族が増えた場合のみ、号数アップを検討してみてください。

機能タイプの選択(給湯専用・オート・フルオート)

給湯器の機能タイプによって、使い勝手と価格が大きく変わります。

給湯専用タイプは最も安価ですが、お風呂の湯はりは手動で行う必要があります。オートタイプは自動湯はりと追い焚き機能付きで、フルオートタイプはさらに自動足し湯や配管洗浄機能も備わっているんです。

価格差は給湯専用からオートで約8万円、オートからフルオートで約3万円程度上がります。お風呂の使い方に合わせて選ぶことが大切です。

設置タイプによる違い

プロパンガス給湯器の設置タイプには、壁掛け型と据置型があります。

壁掛け型はコンパクトで設置場所を選ばず、狭いスペースでも設置可能です。据置型は本体が大きめですが、大容量タイプもあり、大家族に適しています。

基本的には既存の給湯器と同じ設置タイプを選ぶことで、工事費用を抑えられます。設置タイプを変更する場合は、追加工事費が発生する可能性があるため事前に確認してくださいね。

まとめ

プロパンガス給湯器の交換費用は工事費込みで10〜30万円程度が相場で、無償貸与制度を利用すれば初期費用を抑えることも可能です。

設置から10年が交換の目安となり、故障サインが現れたら早めの対応が重要でしょう。家族構成に合った号数選びと、使い方に応じた機能選択で快適な給湯環境を実現できます。

プロパンガスはランニングコストが高いため、エコジョーズの導入やエコキュートへの変更も検討する価値があるでしょう。

株式会社ハウスプランでは、プロパンガス給湯器の交換から他の給湯器への変更まで幅広く対応しております。

お客様のご希望と予算に合わせた最適なプランをご提案いたします。札幌市でプロパンガス給湯器の交換をご検討の方は、お気軽にご相談ください。

電話:0120-781-037
メール:tak@houseplan-m.com
お問い合わせ:https://houseplan-m.com/contact/

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