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2025.01.31

お風呂リフォームは何日かかる?種類別の工期を詳しく解説

#お役立ち情報

札幌で長年お風呂リフォームに携わってきた経験から、多くのお客様が

「リフォーム中はどのくらいお風呂に入れないの?」
「工事期間はどれくらいかかるの?」

といった不安を抱えていることを実感してきました。

お風呂のリフォームは、工事の種類や規模によって必要な期間が大きく異なるのが特徴です。

例えば、ユニットバスの交換なら最短2日程度で完了することもありますが、在来工法からの改装では1週間以上かかることも。特に寒冷地では、気温や天候による影響も考慮する必要があります。

本記事では、お風呂リフォームの種類別にかかる期間を詳しく解説し、工期を左右する要因から工事中の生活の工夫まで、実例を交えてご紹介します。

リフォームをお考えの方に、計画的な準備と安心して工事に臨んでいただくための情報をお届けいたしましょう。

お風呂リフォームの種類別にかかる期間

お風呂のリフォームは工事内容によって必要な期間が大きく異なります。最短で1日程度の工事から、最長で10日程度かかる場合まで幅広いのが特徴です。特に札幌などの寒冷地では、気温による影響も考慮が必要でしょう。

以下の4つの工事タイプについて詳しくご説明します。

・ユニットバスからユニットバスへの交換(2~6日)
・タイル(在来)風呂からユニットバスへの交換(4~8日)
・浴室と洗面所の同時リフォーム(3~10日)
・部分リフォーム(1~2日)

お風呂の種類について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

→浴槽・浴室の選び方とは?お風呂の種類、形、素材や特徴まで解説

ユニットバスからユニットバスへの交換(2~6日)

最も一般的な工事パターンで、既存のユニットバスを新しいものに交換する工事です。基本的な工程は4日程度で完了するのが一般的でしょう。

工事の流れは以下の通りです。

1日目:養生シートの設置、既存ユニットバスの解体
2日目:配管工事(給水・給湯管、排水管)
3日目:新しいユニットバスの組み立てと設置
4日目:換気扇・照明の接続、ドアの取り付け、内装仕上げ

ただし、梁の加工や窓枠の造作が必要な場合は6日程度まで工期が延びることもあります。

また、サイズによっても工期は変動し、1616サイズ以上の大型の場合は追加の日数が必要となるケースが多いです。

タイル(在来)風呂からユニットバスへの交換(4~8日)

在来工法の浴室からユニットバスへの交換は、既存タイルの解体や床の基礎工事が必要となるため、一般的に4~8日程度を要します。

工事の主な流れは次の通りです。

1日目:養生・既存設備の撤去
2日目:タイル壁・床の解体(斫り工事)
3日目:土間コンクリート打設
4日目:養生・乾燥
5日目:配管工事・ユニットバス設置
6日目:内装仕上げ工事

特に札幌の寒冷期は、コンクリートの乾燥に時間がかかるため、養生期間が通常より長くなることもあります。基礎工事の品質を確保するためには、適切な養生期間の確保が重要です。

ユニットバス交換の費用や工期について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

→ユニットバス交換の費用相場と工期|後悔しない選び方のポイントを徹底解説

浴室と洗面所の同時リフォーム(3~10日)

浴室と洗面所を同時にリフォームする場合は、単独の浴室リフォームに比べて工期が延びます。工事の範囲や内容によって3~10日程度が目安となるでしょう。

基本的な工程は以下の通りです。

・浴室リフォーム(2~6日)
・洗面所リフォーム(1~4日)

洗面所の工事内容によって期間は大きく変動します。

・洗面台交換のみ:0.5~1日
・内装工事込み:1~2日
・床解体や造作工事込み:3~4日

一般的に、浴室工事が完了してから洗面所工事に着手するため、それぞれの工期を合算した日数が必要となります。

部分リフォーム(1~2日)

浴槽や水栓など、特定の設備のみを交換する部分リフォームは、最短で1日、長くても2日程度で完了するのが一般的です。

【主な部分リフォームの工期目安】
・浴槽の交換:1日
・シャワー水栓の交換:0.5~1日
・床シートの張替:1日
・パネルの張替:1~2日

部分的な工事であっても、既存設備の状態や取り付け方法によって予定以上に時間がかかることもあります。事前の現場調査で正確な工期を見積もることが大切です。

工期を左右する6つの要因

お風呂のリフォーム工期は、様々な要因によって変動します。特に札幌など寒冷地では、気候による影響も大きいため、計画段階での慎重な検討が必要です。

工期を左右する主な要因を把握することで、より正確な工期の見積もりが可能となるでしょう。

以下の6つの要因について詳しく解説します。

・リフォームの規模と内容
・既存浴室の構造と状態
・選択する設備や素材
・工事会社の技術力と職人の有無
・季節や天候の影響
・その他の同時リフォーム工事の有無

リフォームの規模と内容

工期を左右する最大の要因は、リフォームの規模です。部分的な改修か全面改修かによって、必要な作業量や材料が大きく異なってきます。

全面改修の場合、床や壁の張り替えなど大規模な工事が必要となるため、2~3週間ほどの工期を見込む必要があるでしょう。一方、浴槽や水栓の交換といった部分改修であれば、1週間程度で完了することが多いのが特徴です。

また、断熱工事や防水工事などのオプション工事を追加する場合は、それぞれ1~2日程度の追加工期が必要となります。計画段階で必要な工事内容を明確にし、適切な工期を設定することが重要です。

既存浴室の構造と状態

既存浴室の構造や劣化状態は、工期に大きな影響を与える要因となっています。

特に在来工法の浴室では、壁の腐食や床の傾きなどの構造的な問題が見つかることがあります。これらの問題に対応するための補強や修繕作業が必要となれば、追加で2〜3日程度の工期が発生することも。

また、配管の老朽化や電気系統の更新が必要な場合も、標準的な工期より長くなる可能性があります。事前の詳細な調査で、こうした潜在的な問題点を把握しておくことが望ましいでしょう。

選択する設備や素材

お風呂のリフォームで選ぶ設備や素材によっても、工期は変動します。

ユニットバスの場合、メーカーや機能によって納期が異なります。特に高機能な設備や特注品を選択すると、製造や取り寄せに時間がかかり、工期が延びる傾向にあるでしょう。

【一般的な工期の目安】
・標準的なユニットバス:1~2週間
・高機能ユニットバス:2~3週間
・特注サイズ品:3~4週間

また、タイルなどの素材選びでも、汎用品か特注品かで納期が大きく異なってきます。工期を考慮した設備や素材の選択が重要です。

工事会社の技術力と職人の有無

工事会社の技術力、特に職人の経験と技術は工期に大きな影響を与えます。

熟練の職人であれば、複雑な施工や細部の仕上げを迅速かつ高品質に行うことが可能です。また、予期せぬ問題が発生した際も、即座に適切な対応ができるため、工期の遅延を最小限に抑えられるでしょう。

一方、経験の浅い職人の場合は、標準的な工期よりも余分に時間がかかることも。工事会社選びの際は、施工実績や職人の技術レベルも重要な検討ポイントとなります。

季節や天候の影響

季節や天候は、特に札幌のような寒冷地では工期に大きな影響を与えます。

冬季は、次のような理由で工期が延びやすい傾向にあります。

・コンクリートの養生時間が長くなる
・外気温の影響で接着剤の乾燥に時間がかかる
・積雪による資材搬入の遅延
・寒冷対策作業の追加

また、梅雨時期は高湿度により防水工事や塗装作業に影響が出るため、作業効率が低下することも。季節を考慮した工期設定が必要です。

その他の同時リフォーム工事の有無

他の改修工事と同時に進める場合、工期は大きく変動する可能性があります。

洗面所やトイレなど、水回りの同時リフォームでは、作業の効率化により全体の工期を短縮できることも。一方で、電気工事や配管工事との調整が必要な場合は、工期が延びる可能性があるでしょう。

工事の順序や相互の影響を考慮し、全体のスケジュールを適切に組むことが重要です。特に大規模な改装の場合は、予備日を含めた余裕のある工期設定を心がけましょう。

リフォーム中の生活への対応策

お風呂のリフォーム中は、日常生活に様々な制限が生じます。特に入浴ができないことへの対応や、近隣への配慮など、事前の準備が重要となってきます。

工事中の生活で特に注意が必要な点は次の4つです。

・入浴できない期間の過ごし方
・近隣トラブルを防ぐための対策
・水道・電気の制限時の対処法
・ペットがいる場合の注意点

快適に工事期間を過ごすためのポイントについて詳しく解説しましょう。

入浴できない期間の過ごし方

工事期間中は自宅での入浴ができないため、代替手段の確保が必要不可欠です。最も一般的な対応策は、近隣の銭湯や日帰り温泉施設の利用でしょう。特に札幌には数多くの温浴施設があり、選択肢は豊富です。

また、スポーツジムのシャワー設備を活用するのも効果的な方法です。普段からジムに通っている方であれば、運動後にシャワーを使用することで、自然な形で対応できるでしょう。

工事期間が1週間以上になる場合は、ウィークリーマンションやホテルの利用も検討に値します。家族構成や予算に応じて、最適な対応方法を選択することが大切です。

近隣トラブルを防ぐための対策

リフォーム工事中は騒音や粉塵が発生するため、近隣への配慮が欠かせません。まずは工事開始前に近隣住民へ工事内容と期間を説明し、理解を得ることが重要です。

騒音対策としては、防音シートや防音パネルの設置が効果的です。特に大きな音が出る解体作業は、できるだけ午前中に集中して行うよう工事業者と調整を図りましょう。

また、粉塵対策として養生シートを適切に設置し、集塵機を常時稼働させることで、周辺環境への影響を最小限に抑えることができます。定期的な周辺の清掃も、良好な近隣関係を保つ上で大切なポイントとなります。

水道・電気の制限時の対処法

工事中は水道や電気の使用に制限が生じることがあります。特に配管工事の際は、一時的に水道が使えなくなる可能性が高いでしょう。

水道が使えない時間帯には、ペットボトルの飲料水やポリタンクに汲んだ生活用水を準備しておくと安心です。また、トイレは近隣の公共施設を利用するなど、代替手段を確保しておくことも大切です。

電力制限時には、ポータブル電源や蓄電池の活用が有効です。スマートフォンの充電や小型家電の使用など、最低限の電力需要には対応できるよう準備しておきましょう。事前に工事業者から制限時間を確認し、計画的に対応することが重要です。

ペットがいる場合の注意点

工事中の騒音や振動、粉塵はペットにとって大きなストレスとなります。まずは工事現場から最も離れた部屋に、ペット用の快適な避難スペースを確保しましょう。

工事期間が長期にわたる場合は、ペットホテルの利用も検討に値します。特に高齢のペットや神経質な性格の場合は、環境の変化によるストレスを軽減するため、一時的な預け入れが望ましいでしょう。

また、粉塵対策として空気清浄機を設置し、定期的な換気を行うことも重要です。工事業者にもペットの存在を伝え、ドアの開け閉めには十分注意してもらうよう依頼することで、安全な環境を確保できます。

工期を短縮するためのポイント

お風呂のリフォーム工事は、適切な準備と計画によって工期を短縮できる可能性があります。特に札幌などの寒冷地では、季節による影響も大きいため、工事時期の選定が重要です。ここでは効率的な工事進行のためのポイントを解説していきます。

・繁忙期や寒冷期を避ける
・事前準備と搬入経路の確保
・工程表の綿密な確認と調整

工期短縮のための重要な3つのポイントについて詳しくご説明します。

繁忙期や寒冷期を避ける

年度末の3月や年末年始は、多くのリフォーム会社が繁忙期を迎えます。この時期は職人の手配が難しく、工期が延びやすい傾向にあります。特に札幌では、冬季の寒さによってコンクリートの養生時間が長くなることも。

理想的な工事時期は、比較的温暖な5月から10月にかけてです。この時期であれば、作業効率も良く、資材の搬入出もスムーズに行えるでしょう。また、梅雨時期は湿度の影響で接着剤の乾燥に時間がかかるため、可能であれば避けることをお勧めします。

計画的に工事時期を選定することで、スムーズな工事進行が期待できます。ただし、どうしても避けられない場合は、余裕を持った工期設定が必要となるでしょう。

事前準備と搬入経路の確保

効率的な工事進行には、適切な事前準備が欠かせません。まず重要なのが、資材の搬入経路と作業スペースの確保です。工事に必要な通路は幅80cm以上が理想的で、十分な作業スペースがあることで工事がスムーズに進行するでしょう。

工事前には浴室周辺の片付けも重要です。必要のない物は別の場所へ移動し、職人が効率よく作業できる環境を整えましょう。また、養生シートの設置場所なども事前に決めておくことで、工事初日からスムーズに作業に取り掛かれます。

搬入経路に段差や障害物がある場合は、事前に工事業者と相談し、対策を講じることが大切です。これにより、工事当日の手間を省くことができます。

工程表の綿密な確認と調整

工期を短縮するには、工程表の綿密な確認と調整が重要です。標準的な工程表をベースに、現場の状況や要望に応じて適切な調整を行うことで、無駄のない工事進行が可能となります。

特に注目すべきは作業の連続性です。例えば、土日を挟むことで不要な中断が生じる場合は、開始日を調整することで工期を短縮できる可能性があります。また、複数の職人が関わる工事では、それぞれの作業のタイミングを適切に調整することが重要でしょう。

ただし、急いで工期を短縮することで品質が低下しては本末転倒です。安全性と品質を確保した上での適切な工期設定が大切となります。

お風呂リフォーム前の重要確認事項

お風呂のリフォームを成功させるためには、工事開始前の確認事項をしっかりと押さえることが重要です。ここでは契約時の注意点から工期に関する重要な確認事項までをご説明します。

・契約前の期間確認と内容の精査
・工程表のチェックポイント
・予備日の設定と工期変更リスク

契約前の期間確認と内容の精査

リフォーム工事では、契約前に工期や工事内容について十分な確認を行うことが重要です。見積書に記載された工事内容と実際の工事範囲に相違がないか、丁寧にチェックする必要があります。

特に注意すべきは、標準工事に含まれる作業と追加オプションの区別です。断熱工事や防水工事など、後から追加すると工期が延びる可能性がある工事については、初期段階で検討しておくことが望ましいでしょう。

また、工事中に内容を変更すると工期が延びる可能性が高くなります。契約前に必要な工事内容をすべて確認し、書面で契約を交わすことが重要です。

工程表のチェックポイント

工程表は工事の進行を管理する重要な指標となります。まず確認すべきは、各作業の所要時間と作業順序の妥当性です。例えば、コンクリート工事の後には十分な養生時間が設定されているか、確認が必要です。

また、工事に関わる職人の配置計画も重要なポイントです。それぞれの作業がスムーズに連携できるよう、適切な人員配置が計画されているか確認しましょう。工程表に不明な点があれば、工事業者に詳しい説明を求めることが大切です。

毎日の進捗状況を工程表と照らし合わせることで、遅延の早期発見と対策が可能となります。

予備日の設定と工期変更リスク

リフォーム工事では予期せぬ事態により工期が延びるリスクがあります。そのため、工期には余裕を持たせた予備日の設定が重要となります。特に古い建物の改修では、解体後に想定外の問題が見つかることも少なくありません。

工期変更が生じる主な要因としては、既存設備の劣化状態の違いや、天候不順による作業の遅れなどが挙げられます。これらのリスクに対応するため、標準工期に加えて2~3日程度の予備日を設定しておくことが望ましいでしょう。

また、工期変更が発生した場合の対応方針についても、事前に工事業者と確認しておくことが重要です。

まとめ

お風呂のリフォーム工期は、工事の種類や規模によって大きく異なります。ユニットバスの交換であれば2〜6日、在来工法からの改装では4〜8日、浴室と洗面所の同時リフォームでは3〜10日程度が目安となります。

また、工期を左右する要因として、リフォームの規模、既存浴室の状態、設備の選択、工事会社の技術力、季節や天候の影響などがあります。特に札幌の寒冷地では、冬季の工事に注意が必要です。

工事期間中は入浴や水道の使用に制限が生じますが、適切な事前準備と対策により、快適に過ごすことができます。理想的な工事時期の選定や、工程表の綿密な確認など、計画段階での慎重な検討が、スムーズなリフォームの実現につながります。

株式会社ハウスプランでは、浴室リフォームの無料相談を承っております。

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