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2024.12.30

アイランドキッチンリフォームの基礎知識!費用・メリットまで詳しく解説

#お役立ち情報

「おしゃれなキッチンに憧れるけど、費用が心配」
「家族と会話しながら料理がしたい」
「開放的な空間でキッチンに立ちたいけど、後悔したくない」

アイランドキッチンへのリフォームを考えている方は、このような想いをお持ちではないでしょうか。

アイランドキッチンは、家族とのコミュニケーションを大切にしたい方に注目されているスタイルです。札幌市でも、リビングと一体となった開放的なキッチン空間を求める方が増えています。

しかし、リフォームの成功には、スペースや構造上の制約、費用、工期など、多くの検討事項があります。また、寒冷地特有の換気対策や、ライフスタイルに合った使い勝手の良いプランニングも欠かせません。

本記事では、アイランドキッチンへのリフォームをお考えの方に向けて、基礎知識から費用相場、失敗しないためのポイントまでを詳しく解説します。理想のキッチン空間を実現するために、しっかりと準備を進めていきましょう。

アイランドキッチンとは?基本知識を解説

アイランドキッチンは、おしゃれで開放的な空間を作れる人気のキッチンスタイルです。独立型のデザインにより、家族とのコミュニケーションを重視した理想的なキッチン空間を実現できます。

・アイランドキッチンの定義と特徴
・アイランドキッチンのタイプと種類
・一般的なキッチンとの違い

それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。

アイランドキッチンの定義と特徴

アイランドキッチンは、その名の通り「島(アイランド)」のように、四方が壁から独立して設置されているキッチンスタイルです。リビングやダイニングに面した対面式で、キッチンの左右両側に人が通れるスペースがあるのが特徴です。

壁に接していない開放的な設計により、料理をしながら家族との会話を楽しめ、複数人での作業もスムーズに行えます。最近では札幌市のような寒冷地でも、高性能な換気システムの導入により、快適に使用できる住宅が増えています。

アイランドキッチンのタイプと種類

アイランドキッチンには、大きく分けて2つのタイプが存在します。1つ目は、キッチン全体が独立した「完全独立型」で、シンクとコンロの両方がアイランド部分に配置されています。

2つ目は、コンロを壁付けにし、シンクのみをアイランド部分に設置する「II列型」です。II列型は、比較的コンパクトなスペースでもアイランドキッチンの特徴を活かせる人気のスタイルです。

また、収納の配置や作業台の高さ、カウンターの形状など、ライフスタイルに合わせてカスタマイズできるのも魅力の一つと言えるでしょう。

一般的なキッチンとの違い

一般的なI型やL型キッチンと比べ、アイランドキッチンには大きな違いがあります。まず、作業スペースが広く確保できる点です。四方が開放されているため、複数の調理器具を並べて使用したり、大きな鍋やフライパンを使用したりする際も余裕を持って作業できます。

また、リビングとの一体感が強く、家族の様子を見守りながら料理ができる点も特徴的です。

一方で、壁付けキッチンと違い、四方の仕上げが必要なため、デザイン性や機能性の高い商品が多く、その分コストは高めになる傾向にあります。

アイランドキッチンのリフォーム費用相場

アイランドキッチンへのリフォームは、基本工事費用から追加オプションまで、様々な費用が発生します。札幌市でも人気の高いアイランドキッチンですが、予算計画を立てる際は細かな費用を把握しておくことが重要です。

・基本的なリフォーム費用の目安
・グレード別の価格帯
・追加で発生する可能性のある費用

それでは、具体的な費用について詳しく見ていきましょう。

基本的なリフォーム費用の目安

アイランドキッチンへのリフォームにかかる基本費用は、概ね150~200万円が相場となっています。この費用には、キッチン本体の価格と基本的な施工費が含まれます。

一般的な壁付けキッチンと比較すると、1.5~2倍ほどの費用がかかることを想定しておく必要があるでしょう。なお、スペース確保のための間取り変更が必要な場合は、追加で費用が発生します。

基本工事内容価格帯
キッチン本体80~210万円
基本施工費30~50万円
給排水工事20~30万円

キッチンリフォームの費用について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

→キッチンリフォームの費用相場を徹底解説!費用が変動する要因も

グレード別の価格帯

アイランドキッチンの価格は、グレードによって大きく異なります。

スタンダードタイプでは100~150万円、ミドルグレードで150~200万円、ハイグレードタイプでは200~350万円程度となっています。

グレードが上がるにつれ、デザイン性や機能性が向上し、より高品質な素材が使用されます。

グレード価格帯特徴
スタンダード100~150万円基本的な機能を備えたベーシックモデル
ミドルグレード150~200万円収納力や機能性を重視したモデル
ハイグレード200~350万円デザイン性と高機能を追求したモデル

追加で発生する可能性のある費用

基本工事費用以外にも、様々なオプション費用が発生する可能性があります。特に多いのが、IHクッキングヒーターやビルトイン食洗機などの機器の追加、背面収納の設置です。

また、換気設備の強化や床材の張り替えなども検討が必要です。

オプション内容価格帯
IHクッキングヒーター15~20万円
ビルトイン食洗機8~10万円
背面収納20~50万円
腰壁設置10万円前後
床材張り替え3~6万円/畳

アイランドキッチンのメリット

アイランドキッチンには、従来の壁付けキッチンにはない魅力的な特徴があります。札幌市でもアイランドキッチンへのリフォームを検討される方が増えています。

・開放的な空間を実現できる
・家族とのコミュニケーションが取りやすい
・複数人での作業効率が上がる
・自由なレイアウトが可能

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

開放的な空間を実現できる

アイランドキッチンの最大の魅力は、その開放感にあります。四方が壁に接していない設計により、視界が広がり、明るく開放的な空間を演出できます。

キッチンとリビング・ダイニングが一体となることで、空間に統一感が生まれ、より広々とした印象になります。また、自然光も取り入れやすく、昼間は照明をつけずとも十分な明るさを確保できるでしょう。

従来の独立型キッチンでは感じられなかった解放感により、料理をする時間がより楽しくなります。

家族とのコミュニケーションが取りやすい

リビングやダイニングに面した対面式の設計により、キッチンに立ちながら家族との会話を楽しむことができます。

料理中でもリビングで遊ぶ子供の様子を見守ることができ、家族の気配を感じながら調理に集中できます。また、来客時もキッチンに立ちながらゲストとの会話を楽しめるため、ホームパーティーなどにも最適な環境となります。

このように、家族との自然なコミュニケーションを促進する効果が期待できます。

複数人での作業効率が上がる

キッチンの両サイドに通路があるため、複数人での作業がスムーズに行えます。

調理台を囲んで作業ができるため、家族で協力して料理を作ったり、後片付けをしたりする際も、お互いの動きを妨げることなく効率的に進められます。配膳や片付けの際も、両サイドから出入りできるため、スムーズな作業が可能です。

自由なレイアウトが可能

アイランドキッチンは、空間や生活スタイルに合わせて自由にレイアウトを決められます。

たとえば、ダイニングテーブルを一体化させたり、カウンターを設けて軽食スペースを作ったり、シンクとコンロの配置を工夫したりと、様々なアレンジが可能です。

また、収納の位置や作業台の高さなども、使い勝手に合わせてカスタマイズできます。

アイランドキッチンのデメリット

アイランドキッチンには魅力的な特徴が多い一方で、いくつかの課題もあります。

・広いスペースが必要
・油や匂いが広がりやすい
・収納スペースが限られる
・丸見えになりやすい

これらのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

広いスペースが必要

アイランドキッチンの設置には、ある程度の広さが必要になります。一般的なキッチンが4.5畳程度のスペースで済むのに対し、アイランドキッチンでは両サイドの通路確保のため、6畳前後の広さが必要となります。

また、背面収納や冷蔵庫の配置なども考慮すると、さらにスペースが必要になることもあります。十分な広さが確保できない場合、動線が悪くなったり、リビングスペースが圧迫されたりする可能性があります。

油や匂いが広がりやすい

壁で仕切られていない開放的な構造のため、調理時の油はねや匂いがリビング・ダイニングまで広がりやすくなります。特にIHクッキングヒーターの場合、上昇気流が弱いため、換気扇まで煙や匂いが届きにくいという特徴があります。

また、ソファーやカーテンなどに匂いが染み付きやすく、床や壁も油汚れの影響を受けやすくなります。

収納スペースが限られる

壁面を活用できないため、従来の壁付けキッチンと比べて収納スペースが限られます。特に吊戸棚が設置できないため、収納力が大きく減少します。

必要な収納量を確保するためには、背面収納を設置したり、パントリーを併設したりする必要がありますが、その分コストが上がってしまう傾向にあります。

丸見えになりやすい

リビングやダイニングから内部が見えやすい構造のため、調理中の様子や片付け途中の状態が丸見えになります。急な来客時も、キッチンの散らかりが気になってしまうことがあるでしょう。

また、洗い物や調理器具などが視界に入りやすく、生活感が出やすいという課題もあります。整理整頓を心がける必要があり、日々のメンテナンスの手間が増えることも考慮しておく必要があります。

アイランドキッチンで失敗・後悔しないためのポイント

アイランドキッチンへのリフォームを成功させるためには、事前の計画が重要です。快適な空間を実現するために、以下のポイントをしっかりと押さえておきましょう。

・必要なスペースの確認と間取り計画
・換気対策と油はね対策
・収納計画のコツ
・予算計画の立て方

それぞれのポイントについて詳しく見ていきます。

必要なスペースの確認と間取り計画

アイランドキッチンの設置には、十分なスペースの確保が不可欠です。両サイドの通路幅を考慮すると、一般的に6畳程度の広さが必要となります。

スペースに余裕がない場合は、LDKに隣接する和室などを取り込んで空間を確保する方法も検討できます。また、II列型を採用することで、間口が180cm程度でもアイランドキッチンを実現できる可能性があります。

将来的な冷蔵庫の交換なども考慮し、搬入経路も確保しておくことが重要です。

マンションでのリノベーションについて、詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

→マンションのリノベーション費用は?事例や注意点も解説

換気対策と油はね対策

開放的な空間を快適に保つためには、換気と油はねへの対策が重要です。高性能な換気扇の設置や、窓の位置を工夫することで、調理時の匂いや煙の拡散を最小限に抑えられます。

油はね対策には、透明なガラスパネルの設置が効果的です。パネルの高さは使用する調理器具に応じて選択できます。IHクッキングヒーターの場合は比較的低めのパネルでも対応可能ですが、ガスコンロの場合は全面タイプの油はねガードがおすすめです。

収納計画のコツ

収納スペースの確保は、キッチンを快適に保つ重要な要素です。背面には床から天井までの大容量収納を設置し、日用品や調理器具をたっぷりと収納できるようにしましょう。

引き戸タイプの収納を採用すると、開閉スペースを取らずに済みます。また、パントリーを併設できれば、食材のストックや大きな調理器具の収納にも対応できます。

カウンター下の引き出しも有効活用し、使用頻度の高いアイテムは手の届きやすい位置に配置することで、使い勝手が向上します。

予算計画の立て方

アイランドキッチンへのリフォームは、一般的なキッチンよりも費用が高くなる傾向にあります。そのため、予算計画は慎重に立てる必要があります。

基本工事費用に加えて、収納や換気設備、床材の張り替えなど、追加で必要となる費用も考慮しましょう。また、補助金制度の活用も検討すると良いでしょう。

無理のない予算で理想のキッチンを実現するために、複数のリフォーム会社から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

キッチンリフォームの補助金について、詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

→【2024年最新版】キッチンリフォームの補助金とは?種類や申請手順も解説

アイランドキッチンと他のキッチンタイプの比較

キッチンには様々なタイプがあり、それぞれに特徴があります。ライフスタイルや空間に合わせて最適なタイプを選ぶことが重要です。

・ペニンシュラキッチンとの違い
・I型キッチンとの違い
・目的に合わせた選び方のポイント

それぞれの特徴を比較しながら、詳しく見ていきましょう。

ペニンシュラキッチンとの違い

ペニンシュラキッチンは、アイランドキッチンと同じく対面式のキッチンですが、片側が壁に接している「半島型」が特徴です。アイランドキッチンに比べて設置に必要なスペースが少なく、60万円程度からリフォームが可能となります。

収納や油はね対策も壁面を活用できるため比較的容易で、「家が狭くてアイランドキッチンを設置できない」という場合の代替案として検討する価値があります。

開放感はアイランドキッチンより劣りますが、片側が壁についているため落ち着いて作業ができます。

対面キッチンのリフォームについて、詳しく知りたい方は以下の記事をご参考ください。

→対面キッチンのリフォーム完全ガイド|失敗しない計画の立て方から活用術まで

I型キッチンとの違い

I型キッチンは、シンクやコンロなどが一列に配置された最もオーソドックスなキッチンタイプです。壁に沿って設置されるため、スペースを効率的に使用でき、設置コストも比較的抑えられます。

一方、アイランドキッチンは開放的で自由度の高い設計が可能ですが、その分スペースとコストが必要になります。また、I型キッチンは吊戸棚などで収納力を確保しやすいのに対し、アイランドキッチンは収納の工夫が必要です。

目的に合わせた選び方のポイント

キッチンタイプの選択は、生活スタイルや空間の特徴を考慮して決める必要があります。家族との会話を重視し、十分なスペースがある場合はアイランドキッチンが最適でしょう。

一方、コストを抑えたい場合や、収納力を重視する場合はI型キッチンを検討します。また、アイランドキッチンとI型キッチンの中間的な特徴を持つペニンシュラキッチンは、バランスの取れた選択肢となります。

間取りや予算、使い勝手などを総合的に検討し、自分に合ったキッチンタイプを選びましょう。

まとめ

アイランドキッチンは、開放的な空間と家族とのコミュニケーションを重視したキッチンスタイルです。複数人での作業がしやすく、自由なレイアウトが可能という大きなメリットがある一方で、広いスペースが必要で費用も比較的高額になるというデメリットもあります。

リフォームを成功させるためには、必要なスペースの確認や換気対策、収納計画など、様々な要素を事前に検討することが重要です。また、ペニンシュラキッチンやI型キッチンなど、他のタイプとの比較検討も忘れずに行いましょう。

株式会社ハウスプランでは、アイランドキッチンへのリフォームについて、プランニングから施工まで一貫してサポートしております。札幌市でキッチンリフォームをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

電話:0120-781-037
メール:tak@houseplan-m.com
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