「お風呂のリフォームをしたいけど、費用が心配…」
「補助金を使えば安くなるって聞いたけど、どんな制度があるんだろう?」
「申請の仕方がよくわからない…」
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
お風呂のリフォームは、快適な生活を送るうえで重要な投資です。しかし、その費用は決して安くはありません。ですが、適切な補助金制度を利用すれば、大幅なコスト削減が可能になります。
実は、お風呂リフォームに使える補助金制度は複数存在し、国の制度だけでなく地方自治体独自の制度も活用できます。これらの制度をうまく利用することで、理想のお風呥リフォームを手の届く範囲で実現できるのです。
本記事では、2024年最新のお風呥リフォームに関する補助金について、わかりやすく解説します。また、対象となる工事、補助金額、申請方法や注意点についても紹介していきますよ。
これらの情報が、あなたの不安を解消し、理想の浴室づくりへの第一歩を後押しするはずです。ぜひ最後までお読みください。
お風呂リフォームの補助金は4種類
お風呂のリフォームを検討する際、活用できる補助金制度は主に4種類あります。
それぞれの制度には特徴や対象となる工事内容が異なりますので、自身の状況に合わせて最適な制度を選択することが重要です。以下に、各制度の概要と申請に関する重要な情報をまとめました。
・介護保険
・地方自治体別の補助金
・子育てエコホーム支援事業
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
これらの制度について、詳しく見ていきましょう。
介護保険
介護保険制度は、要介護認定を受けた方のお風呂リフォームに活用できる補助金です。主に手すりの設置や段差の解消など、バリアフリー化を目的とした工事が対象となります。この制度は全国共通で利用できるため、多くの方にとって身近な選択肢となっています。
ただし、要介護認定が必要なため、事前に認定を受けておく必要があります。申請はケアマネージャーと相談しながら進めることができ、比較的利用しやすい制度といえるでしょう。
申請条件 | 要支援または要介護認定を受けている方 |
主な対象リフォーム | 手すりの設置、段差の解消、滑り防止のための床材変更、浴室ドアの交換(引き戸等)など |
補助額 | 対象工事費用の7〜9割(上限20万円) |
申請者 | ケアマネージャーと本人 |
申請受付期間 | 随時受付 |
地方自治体別の補助金
地方自治体が独自に設けている補助金制度は、地域によって内容が大きく異なります。お風呂のリフォームに特化した制度もあれば、住宅リフォーム全般を対象とした幅広い制度もあります。
多くの場合、自治体内に住民登録があることや、地元の業者を利用することなどが条件となっています。補助金額や対象工事の範囲は自治体ごとに様々ですので、お住まいの地域の制度を詳しく確認することが重要です。自治体のホームページや窓口で情報を入手できます。
子育てエコホーム支援事業
子育てエコホーム支援事業は、省エネ性能の向上や子育て世帯の居住環境改善を目的とした国の補助金制度です。お風呂リフォームでは、高断熱浴槽の設置や浴室乾燥機の導入などが対象となります。
この制度は子育て世帯や若者夫婦世帯に特に有利な条件が設定されていますが、一般世帯でも利用可能です。エコ住宅設備の導入と合わせて行うことで、より効果的に補助金を活用できます。
申請条件 | リフォームする住宅の所有者等であること、子育てエコホーム支援事業者と工事請負契約を締結すること |
主な対象リフォーム | 高断熱浴槽の設置、高効率給湯器の設置、節湯水栓の設置、浴室乾燥機の設置、手すりの設置、段差の解消など |
補助額 | 5万円〜60万円/戸(世帯条件により変動) |
申請者 | 登録事業者(工事業者) |
申請受付期間 | 2024年4月2日〜2024年12月31日(予算上限に達し次第終了) |
長期優良住宅化リフォーム推進事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業は、住宅の長寿命化と性能向上を目的とした国の補助金制度です。お風呂リフォームでは、ユニットバスへの交換や高効率給湯器の設置などが対象となります。
この制度は比較的高額な補助金を受けられる可能性がありますが、工事前のインスペクションや性能基準の達成など、要件が厳しいのが特徴です。大規模なリフォームを検討している場合に特に有効な制度といえるでしょう。
申請条件 | インスペクションの実施、一定の性能基準を満たすこと、リフォーム履歴と維持保全計画の作成 |
主な対象リフォーム | ユニットバスへの交換、高断熱浴槽の設置、高効率給湯器の設置、浴室の断熱改修、三世代同居対応の浴室増設など |
補助額 | 評価基準型80万円〜130万円/戸、認定長期優良住宅型160万円〜210万円/戸 |
申請者 | 登録事業者(工事業者) |
申請受付期間 | 2024年5月13日〜2024年12月23日(予算上限に達し次第終了) |
お風呂リフォーム補助金の申請方法
お風呂のリフォームに関する補助金を利用するためには、適切な申請手順を踏むことが重要です。各制度の申請方法について、以下の順で解説します。
・介護保険の補助金申請手順
・地方自治体の補助金申請手順
・子育てエコホーム支援事業の補助金申請方法
・長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金申請方法
介護保険の補助機申請手順
STEP1:ケアマネージャーに相談し、必要な住宅改修について話し合う
STEP2:リフォーム業者から見積もりを取得
STEP3:事前申請書類を作成し、自治体に提出
STEP4:自治体の承認を得てから工事を実施
STEP5:工事完了後、領収書などの必要書類を添えて支給申請を行う
介護保険の申請は比較的簡単ですが、要介護認定が必要なため、事前に認定を受けておくことが大切です。
地方自治体の補助金申請手順
STEP1:自治体のホームページや窓口で制度の詳細を確認
STEP2:申請に必要な書類を準備(住民票、見積書など)
STEP3:申請書を記入し、必要書類とともに自治体に提出
STEP4:自治体の審査と承認を待つ
STEP5:承認後、工事を実施
STEP6:工事完了後、実績報告書を提出
自治体によって申請手順や必要書類が異なるため、事前に確認することが重要です。
子育てエコホーム支援事業の補助金申請方法
STEP1:登録事業者(工事業者)を選定
STEP2:工事内容と補助対象を確認し、契約を締結
STEP3:登録事業者が交付申請を行う
STEP4:承認後、工事を実施
STEP5:工事完了後、登録事業者が完了報告を提出
この制度では、施主自身が申請する必要はありません。登録事業者が手続きを行うため、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
長期優良住宅化リフォーム推進事業の補助金申請方法
STEP1:登録事業者を選び、インスペクションを実施
STEP2:リフォーム計画を立て、性能基準を満たすか確認
STEP3:登録事業者が交付申請を行う
STEP4:承認後、工事を実施
STEP5:工事完了後、登録事業者が完了実績報告を提出
この制度も子育てエコホーム支援事業と同様に、登録事業者が申請を行います。事前のインスペクションと性能基準の達成が重要なポイントです。
お風呂リフォームで補助金を利用する際の注意点
お風呂のリフォームで補助金を利用する際には、いくつかの重要な注意点があります。以下の点に特に注意を払いましょう。
・公募期間内に申請する
・リフォーム工事の前に申請しておく
公募期間内に申請する
補助金制度には公募期間が設けられていることが多いです。特に国の制度は、予算に限りがあるため、早めに申請することが重要です。公募開始日や終了日を確認し、計画的に申請を進めましょう。
リフォーム工事の前に申請しておく
多くの補助金制度では、工事着工前の申請が条件となっています。工事を始めてから申請すると、補助金を受け取れなくなる可能性が高いので注意が必要です。
リフォームを検討したら、まず補助金の申請について調べることをおすすめします。
お風呂リフォームの費用相場
お風呂のリフォーム費用は、工事の規模や内容によって大きく変わります。一般的な費用相場や、工事内容別の費用については、以下の記事で詳しく解説しています。補助金を検討する際の参考にしてください。
お風呂・浴室の費用相場はどのくらい?内訳や注意点まで解説
補助金を利用することで、これらの費用を抑えることができます。ただし、補助金の額や条件は制度によって異なるため、自身の状況に合わせて最適な制度を選択することが大切です。
リフォーム計画を立てる際は、費用相場と利用可能な補助金を併せて検討し、予算を組み立てていきましょう。
まとめ
お風呂のリフォームは、快適な生活を実現する重要な投資ですが、その費用は決して安くありません。
しかし、本記事で紹介した4種類の補助金制度を活用することで、費用負担を大幅に軽減できる可能性があります。介護保険、地方自治体の制度、子育てエコホーム支援事業、長期優良住宅化リフォーム推進事業など、自身の状況に合わせて最適な制度を選択しましょう。
申請の際は、公募期間や工事前の申請など、重要な注意点を忘れずに。適切な計画と補助金の活用で、理想のお風呂リフォームを実現させてください。
株式会社ハウスプランでは、お風呂リフォームとあわせて補助金の相談も対応しております。札幌市で補助金を活用したお風呂リフォームを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
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