「お風呂のリフォームをしたいけど、費用はどのくらいかかるのかな?」
「戸建てとマンションで違いはあるの?」
このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。お風呂は毎日使う大切な空間です。快適さと機能性を兼ね備えたお風呂にリフォームすることで、日々の生活の質が大きく向上します。
しかし、リフォームには様々な選択肢があり、費用も条件によって大きく変わります。適切な情報を得ないまま進めると、予想外の出費や後悔につながる可能性もあるのです。
本記事では、お風呂・浴室リフォームの費用相場や、費用が変動する要因、注意点までを詳しく解説します。これからお風呂のリフォームを検討されている方は、ぜひ最後までお読みください。
お風呂リフォームの費用相場
お風呂のリフォーム費用は、工事内容や条件によって大きく変動します。一般的な費用相場は60〜120万円程度ですが、より詳しく見ていきましょう。
ユニットバスからユニットバスへの交換は、比較的安価で60〜120万円程度です。一方、在来工法からユニットバスへの変更は80〜140万円、在来工法から在来工法へのリフォームは70〜200万円ほどかかります。
また、浴室の拡張や移動など大規模な工事を伴う場合は、90〜300万円と幅広い費用帯となります。工期も、単純な交換で3〜4日程度ですが、大規模工事では1ヶ月程度かかることもあります。
これらの費用相場を参考にしつつ、自身の予算や希望する仕様に合わせて計画を立てることが大切です。
お風呂リフォームの主な費用内訳
お風呂のリフォーム費用は、大きく分けて「設備費」と「工事費」に分かれます。
設備費には、ユニットバス本体や浴槽、水栓、シャワー、照明、換気扇などが含まれます。工事費は、既存の浴室の解体・撤去、新しい設備の設置、給排水・電気工事などが該当します。
一般的な内訳としては、ユニットバス本体が25~120万円、解体・撤去が3~13万円、基礎工事が2~7万円、給排水・配管工事が3~10万円、電気工事が3~6万円、組立工事が8~10万円程度です。
また、仮設工事や産業廃棄物の処分費、諸経費なども必要です。オプション機能を追加する場合は、それぞれ数万円から数十万円の追加費用が発生します。
これらの費用内訳を理解し、自身の優先順位に合わせて予算配分を考えることが重要です。
お風呂リフォームの費用が変動する要因
お風呂のリフォーム費用は、様々な要因によって変動します。主な要因として、以下が挙げられます。
・工事方法の違い
・建物の種類
・ユニットバスのグレード
・ユニットバスのサイズ
これらの要因について、詳しく見ていきましょう。
工事方法の違い
在来工法からユニットバスにリフォーム
在来工法の浴室からユニットバスへのリフォームは、80〜140万円程度が費用の相場です。既存の浴室を解体し、新しくユニットバスを設置するため、工事の規模が大きくなります。
古い配管の補修や交換が必要になる場合もあり、追加費用が発生することがあります。工期は通常5〜7日程度ですが、現場の状況によっては延びる可能性もあります。
在来工法から在来工法にリフォーム
在来工法から在来工法へのリフォームは、70〜200万円程度が費用の相場です。既存の浴室を解体し、新たに造作するため、費用が高くなる傾向があります。
しかし、自由度が高く、こだわりの設計が可能です。タイルや木材など、素材の選択によっても費用が変動します。工期は通常2週間〜1ヶ月程度かかります。
ユニットバスを交換するリフォーム
ユニットバスからユニットバスへの交換は、60〜120万円程度が費用の相場です。既存のユニットバスを取り外し、新しいものを設置するため、他の工法に比べて工事が比較的簡単です。そのため、費用も抑えられ、工期も短くなります。
通常3〜4日程度で完了しますが、選択するユニットバスのグレードや追加のオプション機能によって費用は変動します。
建物の種類
建物の種類、特に戸建てかマンションかによっても、リフォーム費用は変動します。
マンションの場合、共用部分への影響や管理組合の規約などの制約があり、工事の自由度が低くなることがあります。また、資材の搬入経路の確保や養生の必要性から、追加費用が発生することもあります。
一方、戸建ての場合は比較的自由度が高く、大規模な改修も可能ですが、それに伴い費用が高くなる傾向があります。
ユニットバスのグレード
ユニットバスのグレードによっても費用は大きく変動します。
一般的に、普及グレード、中級グレード、高級グレードの3段階に分かれています。普及グレードは基本的な機能を備え、比較的安価です。中級グレードは一般的な家庭向けで、デザインや機能性がバランス良く備わっています。高級グレードは高品質な素材や最新の機能、豊富なカスタマイズオプションが特徴で、費用も高めです。
選択するグレードによって、同じサイズでも数十万円の差が出ることもあります。
ユニットバスのサイズ
ユニットバスのサイズも費用に大きく影響します。
一般的なサイズは1216(1.25坪)、1317(1.5坪)、1616(1.75坪)、1620(2坪)などがあり、サイズが大きくなるほど費用も上がります。例えば、同じグレードのユニットバスでも、1216サイズと1620サイズでは20万円以上の差が出ることもあります。
また、既存の浴室よりも大きいサイズに変更する場合、壁や床の補強工事が必要になり、さらに費用が上がる可能性があります。
お風呂リフォームで補助金は使えるのか?
お風呂のリフォームでも、条件を満たせば補助金を利用できる場合があります。主な補助金制度には、介護保険による住宅改修費、地方自治体独自の補助金・助成金、国の補助金事業などがあります。
介護保険では、バリアフリー工事が対象となり、最大18万円の補助が受けられます。地方自治体の制度は地域によって異なりますが、省エネ対策工事や障害者向けの改修などが対象となることがあります。
国の補助金事業では、「子育てエコホーム支援事業」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」があり、高断熱浴槽の設置や節湯水栓の設置などが対象となります。ただし、これらの補助金は条件や申請手続きが複雑なため、専門家に相談することをおすすめします。
お風呂リフォーム補助金の申条件や申請方法について、以下の記事で詳しく解説していますので興味がある方は読んでみてください。
【2024年】お風呂リフォームで補助金は使える?種類や申請方法まで
お風呂リフォームの際に知っておくべき注意点
お風呂のリフォームを成功させるためには、いくつかの重要な注意点があります。以下の点に特に注意を払いましょう。
・必ず相見積もりを取る
・契約前に内容を確認する
・事前に浴室の状態を把握しておく
これらの点について、詳しく見ていきましょう。
必ず相見積もりを取る
お風呂のリフォームは高額な工事になるため、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。相見積もりを取ることで、適正な価格を知ることができ、不当に高額な見積もりを避けることができます。また、各業者の提案内容や対応の違いを比較できるため、自分に合った業者を選びやすくなります。
見積もりを依頼する際は、同じ条件で複数の業者に依頼し、細かい内訳まで確認しましょう。ただし、極端に安い見積もりには注意が必要です。品質や保証、アフターサービスに問題がある可能性があるためです。少なくとも3社以上から見積もりを取り、総合的に判断することをおすすめします。
契約前に内容を確認する
契約前には、必ず契約書の内容を詳細に確認しましょう。特に、工事の範囲、使用する材料や設備の詳細、工期、保証内容、支払い条件などを確認することが重要です。不明な点や疑問点があれば、必ず業者に質問し、納得できるまで説明を求めましょう。
また、追加工事や変更が生じた場合の取り扱いについても、事前に確認しておくことが大切です。契約書に記載されていない口頭での約束は、後々トラブルの原因になる可能性があるため、重要な事項はすべて書面に残すようにしましょう。迷った際には、リフォーム専門の弁護士や建築士などの専門家に相談することも検討してください。
事前に浴室の状態を把握しておく
リフォーム前に、現在の浴室の状態を詳しく把握しておくことが重要です。特に、水漏れや配管の劣化、壁や床の傷みなどを確認しておきましょう。これらの問題は、リフォーム工事中に発覚すると追加費用や工期の延長につながる可能性があります。
また、浴室の寸法や設備の配置、給排水管やガス管の位置なども確認しておくと、より正確な見積もりや提案を受けることができます。可能であれば、ご自身で簡単な図面を作成しておくと、業者とのコミュニケーションがスムーズになります。
さらに、現在の浴室で不便に感じている点や改善したい点をリストアップしておくと、より満足度の高いリフォームにつながるでしょう。
まとめ
お風呂のリフォームは、日々の生活の質を大きく向上させる重要な投資です。費用や工事方法、補助金の活用など、様々な要因を考慮しながら計画を進めることが大切です。
必ず複数の業者から見積もりを取り、契約内容をしっかり確認し、現状の把握を怠らないようにしましょう。これらの注意点を押さえることで、満足度の高い理想のお風呂空間を実現できるはずです。
なお、株式会社ハウスプランではお風呂のリフォームも対応しております。札幌市でお風呂リフォームを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
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