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2024.08.31

リノベーションのメリット・デメリットとは?注意点や費用相場も紹介

#お役立ち情報

「中古物件を購入してリノベーションするのって、どうなんだろう?」
「リノベーションのメリットデメリットについて知りたい」

リノベーションを検討している人の中には、このような悩みや疑問を抱えている人も多いはず。
最近、元々ある物件をリノベーションして理想の家に作り直したり、建物の価値を高めるケースが増えてきています。
しかし、リノベーションを検討する際はメリットだけではなく、デメリットも知っておくことで自分に合った選択ができます。
そこで本記事では戸建て・マンションにおけるリノベーションのメリットとデメリットについて分かりやすく解説していきます。
さらに、リノベーションする際の判断材料となる費用相場や注意点も詳しく紹介していますね。 
理想の住まいづくりへ近付くための第一歩となるので、ぜひ最後までお読みください。

知っておきたい!戸建てと中古マンションのリノベーションの違い

戸建てと中古マンションのリノベーションには、大きな違いがあります。戸建ての場合、建物全体を自由に改修できるのが最大の特徴です。外観や間取りを大幅に変更したり、庭や外構のデザインも思い通りにアレンジできます。この自由度の高さは、夢のマイホームを実現する上で大きな魅力となります。

一方、中古マンションのリノベーションでは、構造壁や設備配管の移動に制限があり、間取りの変更にも制約があります。また、共用部分の変更は原則として不可能です。しかし、工事範囲が専有部分に限定されるため、比較的短期間で完了するのが利点です。

戸建てでは建物全体の状態確認が必要ですが、マンションは主に専有部分をチェックします。費用面では、一般的に戸建てのリノベーションの方が高額になる傾向があります。どちらを選ぶかは、予算や希望する暮らし方、将来の計画によって変わってきます。自分のライフスタイルに合った選択をすることが、満足度の高いリノベーションにつながります。

それぞれのメリット・デメリットを把握し、優先すべき条件を考慮して選んでいきましょう。

【戸建て】リノベーションのメリット

一言でリノベーションと言っても、戸建てか中古マンションかでさまざまな違いがあることを理解できたと思います。ここからは、戸建てリノベーション3つのメリットについて解説していきます。
 
・間取りや内装デザインを自由に選択できる
・新築住宅を建てるより費用が安い
・立地条件の良い物件を手に入れやすい

戸建てリノベーションを検討する際の参考にしてみてください。
それでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

間取りや内装デザインを自由に選択できる

戸建て物件は建物全体を自分の好きなデザインを自由に選択できます。外観や内装だけでなく、庭や外構も自由に選ぶことができるため、全体のデザインの統一感を出すことが可能です。
また、間取りもリノベーションする際に変更できるため、自分の生活に合わせた間取りを設計できます。
例えば、お風呂のサイズを大きくする、防音室を作って映画を見るための趣味部屋にする、在宅で仕事ができるように書斎を作る、水廻りを近くに配置し家事動線の良い間取りにするなど、新たな自分だけの空間を作ることも可能です。
しかし、間取り変更する際は構造上移動や撤去ができない柱があることもあるので、事前に必ず確認しておくことをおすすめします。

新築住宅を建てるより費用が安い

戸建てリノベーションの大きな魅力の1つとして、新築住宅を建てるより費用が安く抑えられる点があげられます。
新築物件を購入する場合は土地費用と建築費用がかかるため、土地の費用分が高くなってしまうと建築にかけられる費用が少なくなってしまいます。 
中古戸建て物件は土地と建物の費用で販売されているため、中古戸建て物件を購入しリノベーションする場合は、新築物件を建てるより費用を安く抑えることができるのです
また、既存の基礎や躯体は使えるところはそのまま再利用できるので、ごみが少なくエコにも繋がります。
しかし、中古物件でも既存の状態によっては修繕費用が高くなるパターンもあるため、事前に購入費用+修繕費用で合計いくらになるのか概算で出しておくと失敗しにくいですよ。

立地条件の良い物件を手に入れやすい

土地を選ぶ際の条件は利便性や広さ・周辺環境・日当たりなど、人によって優先される条件は様々です。
新築物件は駅から近い利便性の高い場所などの良い立地条件だと、そもそも金額が高かったり土地が狭かったりすることが多いです。一方、中古戸建て物件であれば、立地の良い物件でも新築より物件数が多く、安く見つかる可能性が高くなります。
築年数が経っているため、価格の割に土地が広くて駐車するスペースが十分に確保できるお得な物件も選べる可能性が出てきます。
また、既に建っている状態の物件を見ることができるため、日当たりや窓からの景色を実際に見て確認できます。リノベーション後のイメージがつきやすくなることも中古物件を選ぶメリットです。

【戸建て】リノベーションのデメリット

メリットがあれば、デメリットがあるのは当然のことです。リノベーションをより良いものにするためには、メリットだけでなくデメリットも知ることが重要です。
ここでは、以下の3つのデメリットを解説します。

・マンションと比べると工期が長い
・建物の状態によりコストがかかる場合がある
・中古物件選びには専門的な知識が必要

⠀ 
各項目についてよく理解することで後悔しない住まいづくりを実現できるでしょう。それでは、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

マンションと比べると工期が長い

戸建リノベーションの場合、マンションに比べて広さがあるため、工事期間が長くなってしまうデメリットがあります。
中古戸建て物件をリノベーションするとなると、物件の調査や設計〜工事完了迄に全体で約3〜9ヶ月の時間を要します。
また、大幅な間取り変更がある場合や外構などの外廻りも工事する場合はさらに時間がかかります。
解体した後に予定外の工事が発生する可能性もあるため、余裕を持った期間を確保しましょう。
その間に仮住まいが必要であれば、その分の費用も踏まえておくことも重要です。
このように、実際に住むまでは時間がかかるため、すぐに引越しを考えている場合は再度スケジュールを検討する必要があります。

建物の状態によりコストがかかる場合がある

先ほど、メリットとして新築住宅を建てるより費用が安くすむ点を紹介しましたが、中古住宅の状態によっては新築住宅と同じか、それ以上に費用がかかるケースもあります。
そのため、中古物件は建物の状態を事前にしっかりと調査することが重要です。
築年数の浅い物件や定期的にメンテナンスを行っていた物件は再利用できる資材や設備が多くありますが、築年数の古い物件だと修繕や交換が必要な部分が多数出てくる恐れがあります。
経年劣化などにより構造躯体が腐食していたり、雨や風・雪の影響で防水機能が低下していたり、地震などの地盤の動きによる建物のゆがみなどが発生していることもあります。
修繕や交換する部分が多いとその分コストが追加でかかることになり、新築物件と変わらない金額になる可能性があります。中古物件だからといって、必ずしもコストを安く抑えることができるとは限らないため、注意が必要です。

中古物件選びには専門的な知識が必要

中古物件を選ぶ際は自分だけで判断せずに、リノベーション会社などのプロにも事前に物件を見てもらうことをおすすめめします。
前の項目で記載している既存の建物の状態を確認することも専門的な知識が必要ですが、その他の点でもプロの目から見てもらうことでリスクの発生する可能性を下げることができるしょう。
また、築年数が古い物件だと現行の建築基準法に則っていない場合もあります。今の建築基準法になるまでに様々な変遷があり、当時の建築基準法では許容されていたことが今では禁止されていることもあります。
このように築年数が古い物件など問題があると判断された物件はローン審査にも影響するため、ローンが組めないことも考えられます。十分に注意しましょう。

戸建てリノベーションのメリット・デメリットについて、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

戸建てリノベーションのメリット・デメリットや注意点を解説

【中古マンション】リノベーションのメリット

これまで戸建てのリノベーションのメリット・デメリットを紹介してきましたが、ここからは中古マンションのメリットも紹介していきます。
以下の3つのメリットを解説します。
・戸建てより安くリノベーションできる
・物件数が豊富で選択肢が幅広い
・資産価値が新築より下がりにくい

⠀中古マンションのリノベーションを検討する際の参考にしてみてください。
それでは、それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

戸建てより安くリノベーションできる

同じ広さや立地条件で中古戸建てと中古マンションを比べると、中古マンションの方が安く手に入ることが多いです。
戸建て物件は内装だけでなく、外装もあるので広範囲のリノベーションになる場合がほとんどです。一方、マンションは共有部が変更できない分、リノベーションできる範囲が少ないため、その分費用が安くなります。
中古物件の購入費用を抑えることで、予算の範囲内でのリノベーション工事に充てられる金額が増えます。また、マンションは共有部分である玄関ドアや窓などの変更ができないため、その分内装のデザインや設備にお金をかけることができるでしょう。
このようにリノベーションの幅を広げるためには、リノベーション費用を確保することは大切です。

物件数が豊富で選択肢が幅広い

中古マンションのリノベーションは、戸建て物件より物件数が圧倒的に多いというメリットがあります。

利便性が高い人気のエリアは既に建物が建っており、新築の戸建てを建てるための土地を探すのが大変です。その点、中古物件は既に建っている物件を探していくので駅近などの人気エリアでも見つかりやすいと言われています。
また、中古物件市場は、地域によりますが、全体で見ると戸建てよりマンションの方が圧倒的に多いです。物件が多いと、良い物件に出会える可能性が高いため、そこも魅力のひとつと言えます。
間取りや立地、デザインなどにこだわって物件を選びたい人には中古マンションのリノベーションがおすすめですよ。

資産価値が新築より下がりにくい

意外と知らない人も多いのですが、中古マンションをリノベーションする場合は資産価値が新築より下がりにくい特徴があるのです。
新築物件の資産価値は、新築した年から徐々に下がります。15〜20年以上経つと下がる幅は小さくなり、安定していく傾向にあります。
中古マンションを購入しリノベーションする方が、経年による価格の低下が少ないため、
新築マンションを購入するよりも資産価値が下がる心配が少ないです。
また、新築マンションでは決まった間取りや内装になりますが、リノベーションすると自分好みのデザインや間取りにできるため、より理想に近い住まいを手にすることができます。

【中古マンション】リノベーションのデメリット

中古マンションのリノベーションにも、もちろんデメリットはあります。
ここでは、以下の3つのデメリットを解説します。
・間取り変更が制限される場合がある
・共有部分の変更はできない
・ローンの金利が高い

⠀ここまで読んでみて、戸建てとマンションのリノベーションの良し悪しが見えてきたと思います。各々を踏まえた上で自分にはどちらが合っているのか判断していくのがベストです。
それでは、それぞれのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

間取り変更が制限される場合がある

中古マンションのリノベーションは、戸建てと比較すると間取りの変更が制限されやすいデメリットがあります。
マンションは排水管が共用部にあたるため、位置が変更できません。配管の位置が固定されているので、水廻りの位置変更が難しいことが多いです。
また、物件によっては取り払えない壁や梁があるため、思うように間取り変更ができない場合もあります。中古マンションのリノベーションを検討している方は、あらかじめ間取りの変更について考慮した上で、物件を選びましょう。
マンションの管理組合により、床材の種類の指定がされていたり、色の制限がされていたりと間取りや内装デザインに影響するような制限を設けている場合もあるため、注意してください。
 

共有部分の変更はできない

マンションの場合、専有部と共有部の2つがあり、リノベーションできるのは専有部のみとなります。一般的に玄関ドアや窓・バルコニーは共有部にあたり、変更できない場合が多いです。
それ以外の専有部は好きなようにデザインできるため、内装で自分らしさを出していくことで自分だけの特別な空間を作っていくことができます。
ただし、前の項目で述べたように管理組合によっては制限される場合があるため、リノベーションできる範囲については事前に確認しておくと失敗しにくいですよ。。

ローンの金利が高い 

中古物件をリノベーションする場合、新築に比べローン金利が高くなります。
中古物件を購入するときに住宅ローンを使う方は多いと思いますが、リノベーション費用は適用外となる可能性があります。
そのため、リフォームローンと言われている金利の高いローンを組むことになります。金利が高くなる分、新築と費用が変わらないなんてケースも少なくありません。
国や地域の補助金、一定期間金利を引き下げる「フラット35」を使うことも検討すると良いでしょう。様々な条件や工事時期の制限もあるため、事前にしっかり調べてリノベーションの計画を立てることで全体のコストを抑えることに繋がります。。

リノベーションの費用相場

リノベーションの費用相場は戸建てとマンションで大きく変わってきます。
また、物件の広さや立地条件、設備や内装材のグレード、リノベーションする範囲によっても変動します。戸建てとマンションでそれぞれ費用相場を見ていきましょう。
戸建ての費用相場は、約60〜90㎡(約20〜30坪)の想定でおよそ600〜1,800万円位です。マンションの費用相場は、1LDK(40〜50㎡)〜4LDK(90㎡以上)だとおよそ400〜2,400万円位です。
ただし、設備を交換する場合に良いグレードのものを選択したり、内装材を高級なものを使用したりすることで、さらに費用がかかることもあります。
リノベーションの費用相場について、より詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてください。

リノベーションの費用相場は?内訳や安く抑えるコツまで解説

リノベーションする際の注意点

リノベーションで失敗しないために、知っておくべき注意点が3つあります。
事前に工法や劣化の状態をチェックする
・耐震性や遵法性に問題が無いか確認
・予算と希望条件を明確にする

⠀これらをしっかり事前に確認しておくことで、自分の満足のいくリノベーションにすることができます。
それでは、それぞれの注意点について詳しく見ていきましょう。

事前に工法や劣化の状態をチェックする

良い中古物件を見つけたら、まずは建物の工法と劣化の状態を確認しましょう。
建物がどのような工法で建てられたのかを確認することで、間取り変更に制限が無いかをチェックできます。
戸建て物件の多くは木造軸組工法と言われる工法で建てられていますが、一部はツーバイフォー工法やプレハブ工法と言われる工法があり、これらは移動できない壁や柱があります。それにより、間取り変更が制限されることがあるので注意しましょう。
また、劣化の状態を事前にチェックすることでリノベーションにかかる費用をある程度把握することができます。チェックする場所は基礎、床下や屋根裏などの躯体や配管などです。ここの判断はなかなか難しいものであるため、自分だけで判断せずにリフォーム会社などのプロに任せることをおすすめします。

耐震性や遵法性に問題が無いか確認

良い物件を選ぶために、新築時の設計図などの資料から築年数などを確認し、事前に耐震性や遵法性を必ず確認しましょう。
耐震性については、最低でも新耐震基準を満たしている物件で探すのが良いでしょう。新耐震基準とは、1981(昭和56)年に施行されたもので、これ以降に建てられた物件を選ぶことを推奨します。
新耐震基準とはいえ、現行のものとは少し異なる点もあるため、長く住むことも考えるとリノベーションする際に耐震補強工事もしておくと安心です。
遵法性については、耐震以外にも法改正があったために現行の建築基準法に適合していない物件があることがあります。これらは国や地域の補助金やフラット35などの制度を利用する際の条件となってくる可能性がありますので、事前に問題が無いか確認しましょう。

予算と希望条件を明確にする

せっかくリノベーションするのであれば、自分の思い描く理想の住まいを実現したいですよね。そのためにも、事前に全体の予算と自分の希望する条件を明確にして計画することが重要です。
希望条件がすべてが叶うのであれば理想的ですが、中には叶わないこともあるかもしれません。希望条件の中でも優先順位をつけて、検討していくのが良いでしょう。
予算には、「中古物件の購入費用+リノベーション工事費用+α」を見ておくのがおすすめです。「+α」には、仮住まいの費用などの必要に応じた金額が入ります。
また、中古物件を購入しリノベーションする中で予想外の工事が発生するリスクがあります。そんな事態にも対応できるように、余裕を持った予算で計画していきましょう。

まとめ

今回は、リノベーションのメリット・デメリットを物件別で解説しました。

希望や条件によって、金額や施工内容などは大きく変動するため、事前に専門家をふまえて調査した上で進めることをおすすめします。

ハウスプランは中古住宅や中マンションなどのリノベーション・リフォームを数多く施工してきた実績があります。中古物件のリノベーション・リフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

電話:0120-781-037
メール:tak@houseplan-m.com
お問い合わせ:https://houseplan-m.com/contact/

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