「家族が増えて手狭になってきた。でも、今の家への愛着もある。リノベーションで解決できるかも…」と思い始めたものの、費用が気になって一歩を踏み出せずにいませんか?
また、
「リノベーションにいくらかかるんだろう?」
「予算オーバーしないか不安…」
という悩みを持つ方も多いのではないでしょうか?
リノベーションの費用は、物件によって大きく異なるため、具体的なイメージがつかみにくいのが事実です。本記事では、リノベーションの費用相場をサイズ別、間取り別に詳しく解説します。
さらに、予算を抑えるコツや実際の事例も紹介していきます。あなたの不安を解消し、夢のリノベーションへの第一歩を後押しするので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【サイズ別】リノベーションの費用相場
リノベーションの費用は物件の広さによって大きく変わります。ここでは、以下の4つのサイズにおける費用相場を解説します。
- 60平米の費用相場
- 70平米の費用相場
- 80平米の費用相場
- 90平米の費用相場
これらの相場を知ることで、あなたの物件サイズに近い費用感をつかむことができるでしょう。ただし、これらはあくまで目安であり、実際の費用は物件の状態や希望する仕様によって変動するので、注意してください。
それでは、各サイズごとの費用相場を詳しく見ていきましょう。
60平米の費用相場
60平米(約18坪)の物件におけるリノベーションの費用相場は、およそ600万円〜1200万円程度です。
この広さは1LDKや2LDKの間取りが多く、二人暮らしや小さな家族向けのサイズです。キッチンやバスルームの更新、壁や床の張り替えなどの基本的な工事に加え、収納スペースの拡充や間取りの微調整なども可能な予算範囲となります。た
だし、高級素材の使用や大幅な間取り変更を行う場合は、上限を超える可能性があります。
70平米の費用相場
70平米(約21坪)のリノベーション費用相場は、約700万円〜1,400万円ほどです。
この広さは2LDKや3LDKの間取りが一般的で、家族向けの住まいとして人気があります。キッチンやバス・トイレの刷新、フローリングの張り替えなどの基本工事に加え、子ども部屋の増設や収納の充実化、リビングの拡張などのプランニングが可能です。
デザイン性を重視したり、省エネ設備を導入する場合は、予算の上限に近づく傾向があります。
80平米の費用相場
80平米(約24坪)物件のリノベーション費用相場は、約800万円〜1,600万円程度です。
3LDKや4LDKの間取りが多く、ゆとりある家族向け住宅として適しています。基本的な内装更新に加え、キッチンのオープン化や和室の洋室化、書斎やワークスペースの新設など、多様なニーズに対応できる予算範囲です。
高機能設備の導入や上質な素材使用も可能ですが、贅沢な仕様を求めると予算を超過する可能性があります。
90平米の費用相場
90平米(約27坪)のリノベーション費用相場は、約900万円〜1,800万円ほどです。
4LDKや5LDKなど、大家族向けの広々とした間取りが可能です。全面的な内装更新、大規模な間取り変更、高級設備の導入など、多彩なプランニングが可能な予算です。
例えば、リビングと和室を繋げて大空間LDKを作ったり、複数のバスルームを設けたりすることも検討できます。ただし、ハイグレードな素材や最新鋭の設備を多用すると、予算を超える場合もあります。
【間取り別】リノベーションの費用相場
リノベーションの費用は間取りによっても大きく異なります。ここでは、代表的な4つの間取りにおける費用相場を解説します。
- 1LDKの費用相場
- 2LDKの費用相場
- 3LDKの費用相場
- 4LDKの費用相場
これらの相場を知ることで、あなたの希望する間取りや現在の物件に近い費用感をつかむことができるでしょう。間取りごとの特徴や工事の複雑さによって費用が変わってくる点にも注目してください。
ただし、これらはあくまで目安であり、実際の費用は物件の状態やデザイン、使用する素材などによって変動する可能性があります。
それでは、各間取りごとの費用相場を詳しく見ていきましょう。
1LDKの費用相場
1LDKのリノベーション費用相場は、約400万円〜800万円程度となっています。
主に単身者や夫婦向けの間取りで、40〜50平米前後の物件が多いです。キッチン、バス、トイレの更新、壁紙や床材の張り替えといった基本工事に加え、収納スペースの拡充や設備の高機能化などが可能です。
オープンキッチンへの変更やワークスペースの創出など、限られたスペースを有効活用するプランニングができます。
2LDKの費用相場
2LDKのリノベーション費用相場は、約750万円〜1400万円ほどとなっています。
新婚夫婦や子供1人程度の小家族向けで、60〜70平米前後の物件が中心です。基本的な内装更新に加え、子供部屋の設置や収納の充実化、LDKの拡張などが可能。
キッチンのアイランド化や和室の洋室化、在宅ワーク用スペースの確保など、ライフスタイルに合わせた多様なプランニングができます。
3LDKの費用相場
3LDKのリノベーション費用相場は、約800万円〜1,500万円程度です。
70〜90平米前後の物件が多く、子供2人程度の家族向けサイズといえます。全面的な内装更新、間取りの大幅変更、設備の高機能化など、幅広い工事が可能です。
例えば、リビングと和室を繋げて大空間LDKを作ったり、子供部屋を2つ確保しつつ書斎スペースを設けたりと、家族の成長に合わせた柔軟なプランニングができます。
4LDKの費用相場
4LDKのリノベーション費用相場は、約1,350万円〜2,400万円ほどです。90平米以上の物件が多く、大家族や二世帯住宅として利用されます。
大規模な間取り変更、高級設備の導入、デザイン性の高い内装など、多彩なニーズに対応できます。例えば、複数のバスルーム設置、広々としたファミリークローゼットの新設、ホームシアターやサウナなどの贅沢空間の創出も可能です。
ただし、グレードの高い素材や設備を多用すると、予算を超過する可能性もあります。
リノベーションの費用内訳
リノベーションの費用は、主に5つの要素で構成されています。これらをイメージしやすい円グラフで表現すると、以下のようになります。
- 工事費(全体の約65%)
家の中をきれいにする作業のお金
例:古い壁を壊す、新しい床を作る、キッチンを取り付けるなど
- 設計・監理費(全体の約12%)
家の設計図を描いたり、工事がうまくいっているか確認する人のお金
- 諸経費(全体の約12%)
工事に必要な雑費
例:工事現場の管理、保険、ゴミの処理など
- 建材・設備費(全体の約11%)
家に使う材料や道具のお金
例:床の木材、タイル、照明器具など
- 税金
上記の合計に対して10%の消費税がかかります
この内訳を理解することで、どこにお金がかかるのか、どこで節約できるかがわかりやすくなります。例えば、高級な素材を使うと建材費が上がり、大きな間取り変更をすると工事費が増えます。
予算を上手に使うには、自分にとって大切なところにお金をかけ、そうでないところで節約するなど、バランスを考えることが大切です。
リノベーションの費用に関わる5つの要因
リノベーションの費用は一律ではありません。様々な要因によって大きく変動します。ここでは、費用に影響を与える主な5つの要因について解説します。
これらを理解することで、より現実的な予算計画を立てることができるでしょう。
- 施工場所の地域
- 物件の広さ
- 間取り
- 内装デザイン
- 設備機器や素材のグレード
これらの要因は互いに関連し合い、最終的な費用を決定します。例えば、都心部の広い物件で高級素材を使用したデザイン性の高いリノベーションを行えば、当然費用は高くなります。一方、地方の小さめの物件で必要最小限の改修を行えば、費用を抑えることができます。
それでは、各要因について詳しく見ていきましょう。自分の状況や希望に照らし合わせながら、どの要因が費用に大きく影響するか考えてみてください。
施工場所の地域
リノベーション費用は地域によって大きく異なります。一般的に、都心部や大都市圏では人件費や材料費が高くなるため、費用が上昇します。
例えば、東京や大阪などの大都市では、地方都市と比べて20〜30%ほど高くなる可能性があります。また、離島や山間部などアクセスが難しい地域では、輸送費や人件費の関係で費用が増加しやすいです。
地域の相場を事前に調査し、予算に反映させることが重要になります。
物件の広さ
物件の広さは費用に直接影響します。一般的に、広くなればなるほど費用は比例して上がります。これは、材料費や工事範囲が増えるためです。
例えば、60平米と90平米では、同じ内容のリノベーションでも1.5倍程度の差が出ることがあります。
ただし、単純に面積比例ではなく、規模が大きくなると若干割安になる場合もあります。自分に必要な広さを見極め、適切な規模の物件選びが費用管理の鍵となります。
間取り
間取りの変更は費用に大きく影響します。壁の撤去や移動、水回りの位置変更などは工事の複雑さを増し、費用を押し上げます。
例えば、1LDKを2LDKに変更したり、和室を洋室に改装したりする場合は追加費用が必要です。特に、キッチンやバスルームなどの水回りを移動させる工事は高額になりやすいので注意しましょう。
現状の間取りを活かしつつ、必要最小限の変更にとどめることで、費用を抑えることができます。
内装デザイン
内装デザインの選択は、リノベーション費用に大きな影響を与えます。
シンプルで標準的なデザインを選べば費用は抑えられますが、凝ったデザインや高級感のある仕上げを求めると費用は上昇します。
例えば、特注の造作家具、アーチ型の開口部、漆喰壁などの特殊な仕上げを取り入れると、通常の内装よりも20〜50%ほど費用が増加することがあります。
自分のライフスタイルや好みに合わせつつ、予算とのバランスを取ることが重要です。
設備機器や素材のグレード
使用する設備機器や素材のグレードは、費用に大きく影響します。例えば、キッチンやバスルーム、エアコンなどの主要設備は、メーカーや機能によって価格が何倍も異なることがあります。
同様に、フローリングや壁材、タイルなどの素材も、種類や品質によって価格差が大きいです。高級志向の製品を選べば快適性や見栄えは向上しますが、その分費用は上がります。
必要な機能と予算のバランスを考慮し、適切なグレードを選択することが大切です。
リノベーションの費用を安く抑えるコツ
リノベーションは魅力的ですが、費用が心配という方も多いでしょう。ここでは、リノベーション費用を抑えつつ、満足度の高い結果を得るためのコツを5つ紹介します。
これらの方法を活用することで、予算内でより良いリノベーションを実現できる可能性が高まります。
- 希望を明確にする
- 優先順位を付ける
- 現在の間取りを活かす
- 設備や素材にこだわりすぎない
- ワンストップ対応の会社に依頼する
これらのコツは、単に費用を削減するだけでなく、効率的かつ効果的なリノベーションを実現するためのものです。自分のライフスタイルや将来の計画を考慮しながら、これらのポイントを意識することで、後悔のない満足度の高いリノベーションが可能になります。
それでは、各コツについて詳しく見ていきましょう。自分の状況に合わせて、どのコツを活用できるか考えてみてください。
希望を明確にする
リノベーションの費用を抑えるには、まず自分の希望を明確にすることが重要です。漠然とした要望では、不必要な工事や過剰な設備投資につながる可能性があります。
例えば、「明るいキッチンが欲しい」という漠然とした希望を、「作業スペースを広げ、ペンダントライトを追加する」と具体化することで、的確な提案と見積もりが可能です。
家族と話し合い、ライフスタイルに合わせた具体的な希望リストを作成しましょう。これにより、無駄な費用を削減し、本当に必要な改修に集中できます。
優先順位を付ける
リノベーションの全ての希望を一度に実現するのは、予算的に難しいことがあります。そこで重要なのが、優先順位を付けることです。
例えば、「キッチンの刷新」「バスルームの改装」「収納の増設」といった希望があれば、現状の不便さや将来の使用頻度を考慮して順位を決めます。
優先度の高いものから順に予算を配分し、残りは将来的な改修計画として残しておくことで、現時点での費用を抑えつつ、段階的に理想の住まいに近づけることができます。
柔軟な姿勢で優先順位を決めることが、賢明な予算管理につながります。
現在の間取りを活かす
大規模な間取り変更は、費用が大幅に増加する主な要因の一つです。
特に、水回りの移動や構造壁の撤去は高額になりがちです。そのため、現在の間取りを最大限活かすプランニングが、費用を抑える効果的な方法となります。
例えば、壁を取り払ってオープンスペースを作るのではなく、既存の壁の位置を活かしつつ開口部を広げる方法を検討するなど、小さな工夫で大きな変化を生み出すアイデアを探りましょう。
現状の間取りの良い点を見出し、それを強化する方向でリノベーションを考えることで、費用を抑えつつ満足度の高い結果を得られます。
設備や素材にこだわりすぎない
高級な設備や素材を使用すると、リノベーションの費用は急激に上昇します。例えば、キッチンの設備一つをとっても、標準的なものと高級品では数十万円の差が出ることがあります。
費用を抑えるには、機能性を重視し、過度に高級なものにこだわらないことが大切です。
多くの場合、中級品でも十分な機能と耐久性を備えています。また、見せる部分と隠れる部分でグレードを変えるなど、メリハリをつけた選択も効果的です。
デザイン性や高機能にこだわりすぎず、実用性とコストのバランスを考慮して選択することで、大幅な費用削減が可能になります。
ワンストップ対応の会社に依頼する
複数の業者に分けて依頼するよりも、設計から施工まで一貫して対応できるワンストップサービスの会社に依頼することで、費用を抑えられる可能性があります。
これは、業者間の連絡調整や重複する管理費を削減できるためです。また、一社で全てを担当することで、工期の短縮や材料の一括購入によるコスト削減も期待できます。
さらに、トラブル発生時の責任所在が明確になり、スムーズな対応が可能になるメリットもあります。ただし、複数の見積もりを取って比較検討することは依然として重要です。
信頼できるワンストップ対応の会社を選ぶことで、効率的かつ経済的なリノベーションが実現できるでしょう。
ハウスプランのリノベーション事例
リノベーションの可能性をより具体的にイメージしていただくために、ハウスプランが手がけた実際のリノベーション事例をご紹介します。これらの事例を通じて、様々なニーズや課題に対してリノベーションがどのようなソリューションを提供できるかをご覧いただけます。
- 事例1:中古マンションのリノベーション
- 事例2:増改築・リノベーション
- 事例3:中古物件リノベーション
各事例では、リノベーション前後の状況、施工内容、費用、お客様の声などを詳しく解説します。これらの実例を参考にすることで、自分の物件や希望に近いリノベーションのイメージを掴むことができるでしょう。
また、プロの視点からの工夫や解決策を知ることで、自身のリノベーション計画に活かせるヒントも得られるはずです。
それでは、具体的な事例を見ていきましょう。あなたの理想の住まいづくりの参考になれば幸いです。
事例1:中古マンションのリノベーション
築45年の中古マンションを、2ヶ月の工期と890万円の費用でフルリノベーションした札幌市南区真駒内の事例です。ほぼスケルトン状態から始まり、フルオーダーの注文住宅のような仕上がりを実現しました。
特筆すべきは、こだわり抜いたアイランドキッチンと漆喰壁です。これらが空間の魅力を大きく引き上げています。施工後には完成見学会も開催され、施主様の満足度の高さが伺えます。
担当者によると、親しい友人からの紹介で施主様と出会い、信頼関係を築きながらプロジェクトを進められたそうです。その結果、施主様のご家族からも新たな顧客紹介につながるなど、良好な関係性が構築されました。
この事例は、古い物件でも適切なリノベーションにより、現代のニーズに合った魅力的な住空間に生まれ変われることを示しています。
事例2:増改築・リノベーション
札幌市手稲区にある築20年の住宅で、3ヶ月かけて増改築・リノベーション工事を実施した事例です。このリノベーションでは、断熱性能の向上と間取りの大幅な改修を中心に行いました。
施主様の最大の要望は「暖かい家」。そこで、セントラルヒーティングと床暖房を組み合わせた暖房システムを導入しました。これにより、家のどこにいても快適な温度を保てる環境を実現しました。
担当者によると、工事完了後、施主様からは家中どこにいても暖かいと大変喜んでいただいたそうです。特に、冬の厳しい札幌では、暖かい家が何より大切だと実感したとのことです。
この事例は、適切なリノベーションによって、築年数を感じさせない快適な住環境を作り出せることを示しています。また、エネルギー効率の向上にもつながり、長期的には光熱費の節約にも貢献するでしょう。
事例3:中古物件リノベーション
札幌市南区藤野の自然豊かな住宅街にある築30年の中古物件を、1ヶ月の工期と330万円の費用でリノベーションした事例です。閑静な環境を活かしつつ、老朽化した建物に新たな命を吹き込みました。
予想以上に老朽化が進んでいたため、工事中に追加作業が必要となりましたが、施主様と綿密なコミュニケーションを取りながら進めることで、柔軟に対応しました。
特筆すべきは、施主様ご夫婦のセンスの良さが存分に発揮された点です。古い家屋が、モダンで洗練されたデザインの住宅へと生まれ変わりました。
担当者は、お客様との信頼関係を大切にし、今後も住宅に関するあらゆる相談に応じる姿勢を示しています。この事例は、中古物件でも適切なリノベーションにより、施主様の理想とする住まいを実現できることを示しています。
まとめ
リノベーションは、物件の価値を高め、理想の住まいを実現する素晴らしい選択肢です。費用は物件の広さ、地域、希望する内容によって大きく変動しますが、適切な計画と工夫により、予算内で満足度の高いリノベーションが可能です。
優先順位をつけ、現在の間取りを活かし、過度な贅沢を避けることで、コストを抑えられます。また、ワンストップで工事を行う会社に依頼するのも効果的です。
実際の事例から分かるように、ハウスプランでは築年数を問わず、リノベーションで快適で魅力的な住空間を作り出せます。自分に合ったプランを見つけ、新たな暮らしを始めてみてはいかがでしょうか。
株式会社ハウスプランでは、マンションや戸建てリノベーションやリフォームにも対応しております。札幌市で計画的なリノベーション・リフォームを検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
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